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【Dream Bowl】元代表主将のWR近江選手「アメリカに勝つことが日本にとって歴史的な瞬間になる」

2023年01月08日(日) 18:00

1月22日に国立競技場で行われるJapan U.S. Dream Bowlに出場する全日本選抜チーム第一次候補の合同練習2日目が神奈川県川崎市内で行われた。2日目とあって練習のテンポもよく、選手のプレーに対する理解度も深まったように思われた。

その中でもひと際目立った存在がワイドレシーバー(WR)近江克仁選手(IBM BIG BLUE、上段写真)だ。2020年に日本代表がTSL(スプリングリーグ)と対戦した時の主将だ。フィールド上で自らの安定したプレーを披露することはもちろん、サイドラインでほかの選手のプレーを見ているときも盛んに声を出してはアドバイスをしたり、鼓舞したりしていた。

練習終了時のハドルでは自ら発言を求め、「みんなもっと自分をアピールするべきだ」と候補生たちに発破をかけていた。

「ジャパンに呼ばれているメンバーは(それぞれの)チームではトップ選手だと思うんです。でも、ここに来たら全員が同じレベル。同じ目線で見られている中で選考されるので、プレーが終わった後の行動とか、サイドラインでどれだけコーチに名前を覚えられるかがすごい重要だと思う。そこをみんなもっと出したらいいのにと思う」と近江選手は述べる。

近江選手自身、初日の練習では黄色いパーカを着用して目立つ格好をしていた(下段写真)。これもアピールの一環なのだという。そして、彼が着用するヘルメットは2020年の日本代表のものだ。

「レシーバーは体形がみんな似ているので、(練習の)ビデオを見てもすぐわかるように黄色いパーカを着ました。ジャパンのヘルメット(をかぶっているの)もそのためです」と近江選手は言う。

全日本選抜チームの雰囲気については「みんな意識が高いですし、刺激がある練習ができています。それは前回の日本代表と変わらないです。今回は学生が来ていますが、めっちゃうまいルート走ったりとか、うまいキャッチをしたりすると『若いのにいい動きだ、負けてられへん』と思いますね」と語る。

「2020年のTSLの時もそうでしたけど、アメリカに勝っておかないといけないとみんな言う。今回も絶対にそういう試合になると思うんです。今回タイト(接戦)な試合したら(次はもっと)強いアメリカ人選手が出てくる。この一戦で白星をつけることが日本にとって歴史的な瞬間になると思います」と近江選手。そして、「必ず勝ちます」と力強く宣言した。

関連リンク

Japan U.S. Dream Bowl特設サイト https://xleague.jp/feature/dreambowl2023
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