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【パールボウルトーナメント】大会4連覇を狙うオービックが完封勝利で好発進 ディアーズは初の胎内市ゲームを白星で飾れず

2023年05月06日(土) 22:50

昨年7月に新潟県胎内市をホームタウンと定めた胎内ディアーズの初のホームタウンゲームとなるパールボウルトーナメント1回戦は、時折激しく雨が降る胎内市総合グラウンド陸上競技場で行われ、パールボウル3連覇中のオービックシーガルズが24対0と完封勝ちした。ディアーズは地元初陣を白星で飾ることはできなかった。

この日の胎内市は朝から雨が降り続くあいにくの天候となった。前日の試合時間の天気予報では雨風ともに激しく、1時間に30ミリ以上の雨量があると伝えられた。にもかかわらず、キックオフの3時間ほど前から「観戦に来た」という地元のファンが続々と集まった。部分的に屋根で覆われているスタンドだけではなく、雨をよける場所のない芝生席でも傘を差しながら最後まで観戦するファンの姿があった。

そのディアーズにとっては中川靖士HC、ビジターのオービックにとっては大野洋HCという新しい指揮官の初の公式戦でもあった。

大雨のためか両チームともスロースタートで第1クオーターはスコアレスで終わった。第2クオーターに入って先制したのはオービックだ。キッカー(K)髙坂將太の22ヤードフィールドゴールで得点を刻むと、新加入のタイトエンド(TE)井上七海が4ヤードのランでこの試合初のタッチダウンをあげた。

そのまま両チームとも得点がなく、10-3のまま最終クオーターを迎えるが、ここでオービックが一気に畳みかけた。この試合でチーム最多11キャリーを記録したランニングバック(RB)西村七斗が1ヤードランのタッチダウン。最後はオービックのクオーターバック(QB)を一人で務めた小林優之がワイドレシーバー(WR)山本寛人に8ヤードタッチダウンパスをヒットして試合を決めた。

試合後地元メディアに囲まれた中川HCは「24対0というのは想定より点差が開いた。雨は味方になると思っていた。相手がランで来るならファンブルを狙うチャンスもあった。自分の生まれ育った街が露出されるのはうれしいもの。ディアーズが活躍することで胎内市の皆さんにそういう思いをしてもらいたい」と語った。

【撮影:後藤邦仁】

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