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【パールボウルトーナメント】IBMが地力の差を見せて東京ガスとの接戦制す

2023年05月06日(土) 20:02

X1 Superでは6日、IBM BIG BLUEと東京ガスクリエイターズによるパールボウルトーナメント1回戦が富士通スタジアム川崎で実施された。強風が吹き荒れる悪コンディションの中での一戦は、中盤まで互角の戦いだったが、IBMが後半に2つのタッチダウンを奪い20対13で勝利した。勝ったIBMは、準決勝でオービックシーガルズと対戦する。

4年ぶりの開催となったパールボウルトーナメントは、春の嵐ともいうべき強風が吹きすさぶ中で行われた。第1クオーターで風下のIBMは、ランを軸にオフェンスを展開。ランニングバック(RB)鈴木恵多のスピーディなランなどでレッドゾーンまで侵入すると、最後は中央を突いたRB石川悠介が相手守備をかわしながらエンドゾーンまで6ヤード運び先制のタッチダウンを挙げた。

エンドが変わった第2クオーター、今度は東京ガスがお返しと言わんばかりに地上戦で応戦。2年目RB森分優人のスピードに乗ったランなどで敵陣ゴール前9ヤードまで前進。すると、クオーターバック(QB)徳島秀一がレシーバーを探して右へロールアウトしながらキープし、そのままエンドゾーンまで走り抜けた。

試合を振り出しに戻した東京ガスは、守備陣の奮闘でIBMのフォースダウンギャンブルをストップすると、QB徳島とRB森分の変幻自在なランを中心に敵陣へ進入。前半終了間際には残り6ヤードで先ほどのリプレーを見ているかのようなQB徳島のランでゴール前1ヤードまで前進した。しかし惜しくもゴールラインを割ることができず、試合は同点のまま前半を折り返した。

後半序盤はお互いに攻め手を欠いていたが、IBMはQB政本悠紀からワイドレシーバー(WR)遠藤太朗への長短織り交ぜたパスでゴール前10ヤードまで攻め入り好機演出。止めはQB政本が左サイドへ自ら持ち込み、IBMは勝ち越しに成功した。

再び7点を追う立場になった東京ガスは、この日冴え渡ったQB徳島のランとWR加藤侑矢の相手のタックルを引きずる力強くしぶとい走りなどでゴール前6ヤードへ。このチャンスにタッチダウンこそ奪えなかったが、フィールドゴールで点差を縮めた。

4点のリードに変わったIBMは、QB政本のテンポ良いパス攻撃がはまり敵陣まで侵攻する。この勢いは止まらず、最後もQB政本が柔らかいタッチのパスをエンドゾーン内で待つ新加入のWR熊井優祐へヒットさせて加点した。

その後東京ガスに3点を返されたIBMだったが、東京ガス最後のドライブでラインバッカー(LB)中山裕貴がインターセプトを記録し、熱戦にピリオド。攻守ともに順調な仕上がりを見せたIBMが春季初戦を白星で飾った。

一方、敗れた東京ガスは、ランでRB森分が123ヤードを走るなど計285ヤードと地上戦を制圧した。しかし、ゴール前での詰めの甘さが目立ち次戦への課題として残った。

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