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【パールボウルトーナメント】雨中の決戦はグラウンドアタック好調の富士通に軍配 X1 Super初見参の電通をシャットアウト

2023年05月07日(日) 22:05

ゴールデンウイーク最終日の5月7日、富士通フロンティアーズと電通キャタピラーズが2023年度パールボウルトーナメント1回戦で激突。2年連続で日本一に輝いた強豪富士通がX1 Super初挑戦の電通を31-0で下して、順調なスタートを切った。

午後になってにわかに雨足の激しくなった中、試合はキックオフ。序盤は両チーム共に悪天候に苦しめられてボールをうまく進めることができない。最初にリズムをつかんだのは富士通だった。自陣3ヤードからランニングバック(RB)香川将成がロングランを連発して敵陣に侵入。キッカー(K)納所幸司の48ヤードフィールドゴールアテンプトはゴールポストの左アップライトに当たって失敗したものの、ランを中心に攻撃を進められることに一定の手応えを得た。

直後のシリーズ、富士通はディフェンスバック(DB)ブロンソン・ビーティーのインターセプトで敵陣44ヤードという好位置で攻撃権を得る。今度は新人のRB横川豪士のランでボールを進め、最後はクオーターバック(QB)大内勇がエンドゾーンに走りこんだワイドレシーバー(WR)柴田源太にタッチダウンパスを決めて7-0と先制した。

電通は反撃を試みるも富士通ディフェンスの激しいプレッシャーを受けて攻撃を維持することさえままならない。対照的に富士通はRB横川の61ヤードの独走タッチダウン、RB香川の2つのタッチダウンと得点を積み重ね、リードを広げていった。

試合後、山本洋ヘッドコーチ(HC)は「例年通り春は基本に徹することにしている」と語り、新人の起用を含めてチーム方針にブレがないことを改めて強調していた。

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