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【Jr.パールボウルトーナメント】富士フイルム海老名が接戦を制して逆転勝ち 品川CCブルザイズを破って準決勝へ

2023年05月14日(日) 20:13

東日本のJr.パールボウルトーナメント1回戦は14日、品川CCブルザイズと富士フイルム海老名Minerva AFCが富士通スタジアム川崎で対戦し、富士フイルム海老名が14‐12で品川CCを下した。

先制したのは品川CCだった。試合最初のシリーズで富士フイルム海老名のクオーターバック(QB)鈴木貴史のパスを品川CCラインバッカー(LB)清水陽登が狙いすましたようにインターセプト。フィールドゴールに結び付けた。

富士フイルム海老名はランニングバック(RB)山田大葵のランとワイドレシーバー(WR)別府紘行へのスクリーンパスを足掛かりに敵陣に迫り、最後はゴール前2ヤードからの4thダウンギャンブルで、QB鈴木がエンドゾーン真中に走りこんだWR安達絹心にタッチダウンパスを決めて、7‐3と逆転に成功した。

前半終了間際、富士フイルム海老名ディフェンスに抑え込まれていた品川CCにビッグプレーが飛び出す。QB南竹司からのパスをレシーブしたWR羽深新が守備をうまくかわして79ヤードの独走タッチダウン。キックは失敗したが9‐7と再びリードを奪った。

第3クオーター中盤、富士フイルム海老名は品川CCの4thダウンで激しいプレッシャーをかけてミスパントを誘う。短く低い軌道となって転がったボールを富士フイルム海老名のパントリターナー(PR)桑原司 が拾い上げてそのまま51ヤードを走り切ってタッチダウン。14‐9で試合の主導権を奪い返した。

その後は地力に勝る富士フイルム海老名が品川CCの反撃をフィールドゴール1本に抑えて逃げ切った。

富士フイルム海老名の朝倉孝雄ヘッドコーチは「良い意味でひどい春の初戦だった。試合前のロッカールームもゆるい雰囲気だった。大事な初戦を前にヘッドコーチとして試合の入り方を考えていく必要があると感じた。攻撃ではランでもっと押せたはず。守備ではパスプレーが崩れた時にどう守っていくかが反省点」と語り、気持ちを引き締めていた。