【パールボウルトーナメント】ノジマ相模原ライズが第2Qの2TDパスで勝利　アサヒビールシルバースターを退けて準決勝進出

5月14日、富士通スタジアム川崎でパールボウルトーナメント1回戦の残る1試合が行われ、ノジマ相模原ライズがアサヒビールシルバースターに14‐3で勝利して準決勝進出を決めた。

オープニングクオーターは両チームともに得点チャンスを得るもノジマ相模原が4thダウンギャンブル失敗、アサヒビールはファンブルロストとミスが響いて無得点。

均衡を破ったのはノジマ相模原だった。クオーターバック（QB）カート・パランデックのパスを軸にドライブを進めて、最後はパスカバーを振り切ったワイドレシーバー（WR）伊藤雅恭にスコアリングパスを成功させて7‐0とリードした。

ノジマ相模原は直後のアサヒビールの攻撃をパントに追い込み、敵陣31ヤードからという絶好の機会を手に入れる。4プレー後、QBパランデックが右エンドゾーンに走りこんだWR小林岳史に絶妙なコントロールでパスを決めてタッチダウン。14‐0とリードを広げた。

後半に入って、アサヒビールは新加入のQB柴崎哲平からWR佐藤優哉へのパスを足掛かりにフィールドゴールで得点をするも反撃はここまで。ノジマ相模原が前半のリードを守りきり、勝利を収めた。ノジマ相模原は5月28日（日）に行われるパールボウルトーナメント準決勝で富士通フロンティアーズと対戦する。

城ヶ滝一朗ヘッドコーチは「勝てたから良かったなというだけ。相手はQBジミー・ロックレイも出ていない。28‐0、35‐0で勝たなければいけないような内容だったのに後半は自分たちのミスで終わってしまった。これでは富士通戦は厳しいと言わざるをえない。選手たちが変わって次の土日どれだけ練習に取り組めるか。気を引き締めたい」と試合後に厳しい表情で語っていた。