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【X1 Super】IBM BIG BLUEのQBタンデムが空中戦を制す otonari福岡SUNSに勝って白星スタート

2023年09月10日(日) 20:27

X1 Superレギュラーシーズン開幕節2日目の第2試合は福岡県の春日球技場で行われ、九州初のXリーグチームであるotonari福岡SUNSがIBM BIG BLUEと対戦した。試合は両チーム合わせて772パッシングヤード、9タッチダウンが飛び交う空中戦となり、政本悠紀と新加入のビクター・ビラモンテスが初「共演」となったIBMがotonari福岡を46対28で下した。試合は第3クオーター終盤に雷のため2度の中断があり、そのまま中止となった。試合は成立し、IBMが勝ち点3を獲得した。

Xリーグ屈指のパッシングチームであるIBMに新たなQBタンデムの誕生だ。好パサーの政本に加えて今季はネバダ大学ラスベガス校出身のビラモンテスが入団。起用法が注目されたが、ふたりのQBを併用していくスタイルで、この試合で先発した政本が208ヤード、3タッチダウンパスを成功させれば、ビラモンテスも179ヤード、2タッチダウンの活躍を見せた。

ふたりは12人ものレシーバーに投げ分け、新人糸川幹人(関西学院大)が7キャッチで112ヤード、2タッチダウン、近江克仁が5回のキャッチで66ヤード、1タッチダウンを記録した。

otonari福岡も空中戦では負けていない。第1クオーターだけで0‐22と大量にリードされてパスでオフェンスを組み立てなければいけなかったこともあるが、QB西山雄斗がパス成功率こそ50%未満だったものの246ヤード、3タッチダウンをたたき出した。

それでも前半8回のポゼッションで5タッチダウンをあげたIBMが39‐14のリードを保ったまた後半に突入し、最終クオーターとなった第3クオーターにotonari福岡が追い上げを見せたもののセーフティリードでかわした。

IBMは次節、MKタクシーフィールドエキスポでエレコム神戸ファイニーズと対戦する。昨年のライスボウルトーナメントクオーターファイナルで敗れた相手だけにリベンジへの思いは強いだろう。otonari福岡は富士通スタジアム川崎でアサヒビールシルバースターとX1 Superで初めて顔を合わせる。