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【X1 Super】オービックシーガルズが地元千葉県習志野市で白星発進 X1 Super初挑戦の電通キャタピラーズに快勝

2023年09月10日(日) 20:26

X1 Super開幕節第2日は10日、千葉県習志野市の第一カッターフィールドで地元オービックシーガルズが今季X1 Areaから昇格した電通キャタピラーズを迎えた一戦が行われた。電通がフィールドゴールで先制したものの、その後はオービックが6連続得点で試合を有利に運び、38‐3で勝利した。今季からオービックの指揮を執る大野洋ヘッドコーチにとってはうれしい秋季リーグ戦初勝利だ。

電通は2回めのオフェンス機会でランニングバック(RB)佐藤雅人の17ヤードラン、クオーターバック(QB)アーロン・エリスから新加入のワイドレシーバー(WR)ラボン・ジョンソンへの20ヤードパスなどで敵陣13ヤードまで侵入。タッチダウンは奪えなかったが、キッカー(K)有輪七海のフィールドゴールで先制した。

ここからオービックの猛攻が始まる。最初のポゼッションはスリーアンドアウトに終わったが、2度目のオフェンスでは新QBタイラー・クルカがWR西村有斗、その弟のRB西村七斗にそれぞれ10ヤード、19ヤードのパスを決めて連続ファーストダウン更新。同じく新加入のWR渡邊ジャマールへの26ヤードパスもあって一気に敵陣20ヤード以内に侵入する。李卓による2度のランとクルカのパス失敗の後、RB西村が1ヤードランでタッチダウンを決めて逆転した。

その後もオービックは着実にタッチダウンを積み重ね、前半終了時で28‐3と大量リードを構築。後半は選手の交代もあってオフェンスのペースは落ちたが、ディフェンスが電通を完封して試合を決めた。

電通はX1 Superの壁の厚さを思い知らされた形だが、今季から加入したWRラボン・ジョンソンが7回のパスキャッチで107ヤードをマークしており、QBエリスとのホットラインが電通オフェンスの大きな武器となりそうだ。