【X1 Area第2節見どころ】開幕連勝狙うチームと今季初勝利を目指すチーム同士が激突
2023年09月14日(木) 14:00
【警視庁イーグルスQB齋藤詩伸】
X1 Areaは16日からの3日間にわたり、第2節の4試合が実施される。今節は開幕節で明暗が分かれたチーム同士の対決となる。
開幕節で勝利したのが、警視庁イーグルス、アズワンブラックイーグルス、富士フイルム海老名Minerva AFC、オール三菱ライオンズの4チーム。中でも、警視庁は最終プレーのフィールドゴールで劇的勝利を飾り、悲願のX1 Super昇格に向けて弾みをつけた。
最高の滑り出しをした警視庁は、品川CC ブルザイズと対戦する。開幕戦勝利の原動力となったのは、クオーターバック（QB）齋藤詩伸の正確なパス攻撃と、計127ヤードをマークした重厚なラン攻撃だ。また、PentaOceanパイレーツの強力ランオフェンスをわずか60ヤードに封じたディフェンスも見逃せない。ブルザイズ戦も、攻守の地上戦を支配したいところだ。
一方のブルザイズは、オール三菱に敗れ開幕戦を落としたが、最終クオーターに3つのタッチダウンを奪い意地を見せた。まずはミスないプレーを心掛け、開幕戦で新妻知晃が見せた95ヤードキックオフリターンタッチダウンのようなビッグプレーを期待したい。
【富士フイルムMinerva AFCのRB堀大機にハンドオフするQB鈴木貴史】
富士フイルムも、第1節で逆転勝ちを収め勢いに乗るチームだ。第1節の名古屋サイクロンズ戦では、今季の課題でもあるオフェンスがなかなか機能せず苦しい展開を強いられたが、最終的にはQB鈴木貴史が冷静に攻撃を指揮して、ランニングバック（RB）山田大葵の逆転タッチダウンランにつなげた。接戦でも勝ち切るのは、地力がある証拠だ。第2節も総合力で戦い開幕2連勝を狙う。
富士フイルムと戦う三菱商事 Club TRIAXは、今季初戦のアズワン戦で先制しながらも悔しい逆転負けを喫した。第1節で100ヤードキックオフリターンのビッグプレーを決めたRB伊藤隆貴のランオフェンスを軸に勝機を見出したい。
【アズワンブラックイーグルスRB驫木祐人】
今季からX1 Areaで戦うオール三菱は、格の違いを見せつけて開幕戦でブルザイズを下した。特にオフェンス部門の週間MVPに輝いたQBジョン・ギブスJr.は、X1 Areaではパスランともに異次元のパフォーマンスを見せた。計 3タッチダウンを挙げた開幕戦に続く活躍が期待される。対する名古屋は、堅守でオール三菱のハイパーオフェンスを封じたい。
【オール三菱ライオンズQBジョン・ギブスJr.】
パイレーツとアズワンの一戦は、昨季の開幕戦と同じカード。その時はパイレーツが勝利したが、ともに180ヤード超のラッシングヤードを記録した。アズワンは開幕戦でもチームで129ヤードを稼いでおり、パス攻撃とのバランスアタックで昨年のリベンジを果たしたいところだ。パイレーツはQB西澤凌介のパスが安定しているだけに、開幕戦では不発に終わった草野公平と柴田健人のRBデュオが奮起できるか注目だ。