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【X1 Super週間MVP】王者富士通フロンティアーズが3部門独占 RBトラショーン・ニクソン選手が「二冠」

2023年09月15日(金) 18:30

X1 Superは9月9‐10日に5か所で計6試合が行われ、開幕を迎えました。来年1月3日のアメリカンフットボール日本選手権プルデンシャル生命杯第77回ライスボウル(東京ドーム)に向けて熱戦が繰り広げられます。開幕節は昨年度順位の上位チームが勝つ順当な展開となりました。そして、早くも日本アメリカンフットボールの最高峰リーグならではのビッグプレーや好パフォーマンスがたくさん生まれました。X1 Superの今季初の週間MVPはライスボウル2連覇中の富士通フロンティアーズが3部門を独占。なかでもエースランニングバック(RB)トラショーン・ニクソン選手がオフェンスとPlay of the Weekの2部門で選出されました。ディフェンスのMVPは同じく富士通のラインバッカー(LB)徳茂宏樹が受賞。攻守にわたって王者富士通の強さが印象付けられました。スペシャルチーム部門ではパナソニック インパルスのパンター(P)小林真大選手が選ばれました。攻撃力が高いパナソニックでPの出番はそれほど多くないですが、安定したパントで勝利に貢献しました。

<Offensive Player of the Week>
RBトラショーン・ニクソン(富士通フロンティアーズ)
春シーズンの試合出場はなかったものの、ニクソン選手の持ち味であるパワフルでスピードあるランニングスタイルは現在。エレコム神戸ファイニーズ戦でも幾度となくタックルを跳ね飛ばして着実にゲインを重ねる姿が見られました。5回のボールキャリーで51ヤードの独走タッチダウンを含む計91ヤードを「荒稼ぎ」。平均獲得距離は1キャリーあたり18.2ヤードという驚異的な数字を残しています。


<Defensive Player of the Week>
LB 徳茂宏樹(富士通フロンティアーズ)
1月に行われたJapan U.S. Dream BowlでもJapan All-Starの一員として活躍した徳茂選手は対エレコム神戸戦で4回のタックルを記録。そのうち2つが1QBサックを含むロスタックルで、相手を後退させた距離は合計で16ヤードとなりました。エレコム神戸のランプレーはこの日の富士通ディフェンスが最も警戒する分野のひとつでしたが、徳茂選手はそのゲームプランを見事に実行・実現し、チームが選出するゲームMVPにも選ばれました。



<Special Teams Player of the Week>

P小林真大(パナソニック インパルス)
小林選手の蹴るパントは回転が鋭くかかって飛距離が伸びるのが特徴です。蹴った直後からスパイラルの回転が増し、ボールが一気に加速して高く上がっていきます。ノジマ相模原ライズ戦でのパント機会は3回で、最長は58ヤードにまで及びました。敵陣20ヤード以内に蹴りこむInside 20も1回成功し、フィールドポジションバトルを優位に進めました。

<Play of the Week>
富士通RBトラショーン・ニクソンの51ヤード独走タッチダウンラン
今年のX1 Superの初得点がこのプレーから生まれました。フィールド中央でクオーターバック(QB)髙木翼選手からハンドオフでボールを受けたニクソン選手はそのまま中央突破。スクリメージライン上、そこを突破した直後、そして独走態勢に入るときにそれぞれタックルを受けますがすべてをはねのけ、51ヤードを走りきりました。まさにニクソン選手らしいランプレーでした。

関連リンク

<ゲームリポート>
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K佐伯眞太郎の3FGなどでパナソニック インパルスがノジマ相模原ライズに勝利 日本人QB体制は3TDパス成功の滑り出し

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エレコム神戸ファイニーズ対富士通フロンティアーズ
パナソニック インパルス対ノジマ相模原ライズ