【X1 Super】アサヒビールが開幕2連勝 otonari福岡との接戦制す
2023年09月24日(日) 17:47
X1 Super第2節は24日、アサヒビールシルバースターとotonari福岡SUNSの一戦が富士通スタジアム川崎で行われた。開幕白星スタートのアサヒビールは、終盤まで競り合う展開ながらも17対14でotonari福岡を下した。勝ったアサヒビールは開幕2連勝で勝ち点6に伸ばした。一方、敗れたotonari福岡は開幕2連敗。
アサヒビールはファーストドライブの3プレー目で、クオーターバック(QB)柴崎哲平から右サイドのワイドレシーバー(WR)デビン・フェルプスへパス。前週に3つのタッチダウンレシーブをマークしたフェルプスは、華麗なステップでディフェンスを1人交わすと、さらに寄せてきた選手も軽々と抜き去り、先制の70ヤードタッチダウンを決めた。
その後、フィールドゴールで3点を献上し10点ビハインドとなったotonari福岡は、前半終了間際にようやくスコアボードへ得点を刻む。自陣41ヤードから攻撃を開始したotonari福岡は、QB西山のパスを中心に攻め立て、アサヒビール守備の反則も手伝って敵陣奥深くまで進入。すると最後は、QB西山からエンドゾーン内左でフリーとなったWR伊藤崇人へ2ヤードタッチダウンパスがヒットした。
後半はともにフィールドゴールを外すなど得点機を逸し、なかなか追加点を奪えない。最終クオーターまでその状態が続く中、先に均衡を破ったのがアサヒビールだった。
ディフェンスバック(DB)鎌田隼矢のインターセプトで自陣22ヤードから攻撃権を得たアサヒビールは、QB柴崎のパスを軸にRB川村と新人RB植木大晴のランを効果的に組み合わせ粘り強く攻める。ラストは、右サイドのWRフェルプスが相手守備と競り合いながらも好捕して7分31秒かけた78ヤードのロングドライブをタッチダウンで完遂させた。柴崎とフェルプスのホットラインで加点したアサヒビールは、貴重な追加点を挙げた。
今季初勝利に向けて追い詰められたotonari福岡だったが、試合残り2分を切ったところでDB黒土勧太がインターセプト。自陣45ヤードから攻撃権を得たotonari福岡は、この好機をQB西山からWR横山海マクスウェルへのタッチダウンパスにつなげ、試合残り46秒で3点差に迫る。しかし、一縷の望みを託したオンサイドキックが失敗に終わり、otonari福岡は万事休した。