【X1 Super】IBMが雨中の決戦制して3連勝、アサヒビールは今季初黒星
2023年10月09日(月) 14:56
X1 Super第3節のIBM BIG BLUE対アサヒビールシルバースターが 9日、富士通スタジアム川崎で行われた。雨が降りしきる中の一戦は、ランパスともに機能したIBMが31対7で快勝した。勝ったIBMは、開幕から無傷の3連勝とした。一方の敗れたアサヒビールは、今季初黒星で2勝1敗となった。
先制したのはアサヒビールだった。ファーストドライブでIBMのフォースダウンギャンブルをストップしたアサヒビールは、敵陣24ヤードで攻撃権を得ると、ランニングバック(RB)川村洋志の連続ランでエンドゾーン近くまで侵入する。最後もボールを任されたRB川村が3ヤードタッチダウンランを決め、アサヒビールが幸先良く先手を奪った。
追う立場となったIBMは、第2クオーターに反撃を開始する。まずは、クオーターバック(QB)ビクター・ビラモンテスからタイトエンド(TE)ジョン・スタントンへ同点の7ヤードタッチダウンパスがヒット。さらに、RB加藤大資とビラモンテスの粘り強いランでつないだ好機を、キッカー(K)福岡勇斗の勝ち越し42ヤードフィールドゴールにつなげ、IBMは3点リードで前半を折り返した。
後半に入るとIBMペース。第3クオーターにビラモンテスの4ヤードタッチダウンランで加点。最終クオーターにもQBビラモンテスとTEスタントンのコンビでこの日2つ目のタッチダウンパスを決めると、QB政本悠紀もワイドレシーバー(WR)小鳥居暁光へ19ヤードタッチダウンパスを通した。後半に3つのタッチダウンでセイフティリードに広げたIBMは、守備でもアサヒビールに得点を許さずそのまま逃げ切った。
IBMは、RB加藤が93ヤード、ビラモンテスも76ヤードを走るなどチームで計185ヤードをマークし地上戦を制圧。パスでも3タッチダウンパスを奪うなど計220ヤードを稼ぎ、ランパスともにアサヒビールを圧倒した。
一方のアサヒビールは、ランが20回のキャリーで26ヤードと沈黙。パスでもQB柴崎哲平と途中出場のQBジミー・ロックレイがいずれもパス成功率50%を下回り精度を欠いた。