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【X1 Super】今季初勝利をかけたディアーズ対エレコム神戸は決着つかずドロー

2023年10月09日(月) 16:36

【 エレコム神戸ファイニーズWRセオ・ハワード(中央)をタックルする胎内ディアーズディフェンス陣 ©X LEAGUE】

X1 Super第3節の胎内ディアーズとエレコム神戸ファイニーズの一戦が9日に富士通スタジアム川崎で行われた。ともに今季初勝利をかけた試合は、最後まで決着がつかず16対16の引き分けに終わった。両者とも今季初白星は、次節以降に持ち越しとなった。

前半はディアーズのペースで進んだ。レシーブスタートのディアーズはファーストドライブでランニングバック(RB)川村龍ノ介の53ヤードランで幸先良く先制する。その後、雨の影響からかお互いがファンブルする中、エンドが変わった後の第2クオーターには途中出場のクオーターバック(QB)大和田昌太郎からワイドレシーバー(WR)井田陽への3ヤードタッチダウンパスが通り加点。トライのキックは失敗するも、ディアーズが13点リードで前半を折り返した。

【ボールキャリーする胎内RB田頭建佑(中央)  ©X LEAGUE】

後半になると一転してエレコム神戸が試合の主導権を握る。後半最初の攻撃シリーズでは、QBデビッド・ピンデルがテンポの良いショートパスや自らのランをつなぎゴール前8ヤードまで迫ると、WRセオ・ハワードへ反撃の狼煙を上げる8ヤードタッチダウンパスをヒットした。

【 エレコム神戸QBデイビッド・ピンデル(左) ©X LEAGUE】

直後のシリーズにフィールドゴールで3点を追加され9点ビハインドとなったエレコム神戸だが、最終クオーターに攻守で意地を見せた。ディアーズは自陣2ヤードで攻撃を開始したところ、エレコム神戸は小林龍斗と伊藤康晃がQB大和田に襲い掛かりエンドゾーン内でQBサック。セーフティで2点を追加して7点差に迫ったエレコム神戸は、この勢いのままQBピンデルがゴール前5ヤードから自らの足でタッチダウン。トライのキックも決まり、エレコム神戸は試合残り3分強で試合を振り出しに戻した。しかし、その後はお互いに得点機を得られないまま、試合終了となった。