【X1 Super第4節の見どころ】今季初勝利をかけてノジマ相模原と電通が対決
2023年10月20日(金) 12:48
X1 Superの第4節、ノジマ相模原ライズ対電通キャタピラーズの一戦が22日に富士通スタジアム川崎で行われる。開幕3連敗チーム同士の対決は、今季初勝利を目指す意味で重要な戦いとなる。
昨季ライスボウルトーナメント(RBT)に駒を進めたノジマ相模原は、春のパールボウルトーナメントで準優勝を飾り、悲願のライスボウル制覇に向けて挑んだシーズンだった。しかし、開幕からまさかの3連敗という意外な結果に苦しんでいる。その一因として挙げられるのが、ランオフェンスの不振だ。
クオーターバック(QB)カート・パランデック以外はラッシングヤードのリーグ20傑にランクインする選手が不在で、ここまで100ヤードゲームを1試合も達成できていない。阿部快斗、川上理宇、デレク・アキラ・ウィリアムスと駒はそろっているだけに、電通戦では地上戦を機能させて試合を組み立てたい。
守備では、タックル数でコルビー・キャンベルがリーグ9位(12.0)、インターセプト数で宮本侑知が同3位タイ(2個)、サック数もフィリップ・レッドワインが同3位タイ(1.5)とランキングで上位に名を連ねている。これらの守備陣が電通の得意なパスオフェンスに対してどれだけ対抗し、攻撃陣につなげられるかが注目ポイントだ。
対する電通は、昇格初年度のシーズンで苦しんでいる。頼みのQBアーロン・エリスがここまでわずか1タッチダウンとX1 Superの壁に阻まれているのが悩みの種。第3節のパナソニックインパルス戦ではエリスのメインターゲットであるワイドレシーバー(WR)ラボン・ジョンソンが不在だったが、今節に復帰できれば前節からのパスオフェンスが向上する可能性がある。また、パナソニック戦で0ヤードに封じられたランオフェンスは、立て直しが急務だ。
また、1試合平均50.7失点のディフェンスも改善が求められる。リーグトップの3サックをマークしている藤本優臣を軸に、積極的に前線からプレスをかけてノジマ相模原オフェンス陣を封じることがキーとなりそうだ。