【X1 Super】オービックが開幕4連勝 東京ガスをシャットアウト
2023年10月21日(土) 18:08
X1 Super第4節のオービックシーガルズと東京ガスクリエイターズの一戦が21日に富士通スタジアム川崎で行われた。開幕から連勝街道を突き進むオービックは24対0で東京ガスを下し、連勝を4に伸ばした。一方、連勝を逃した東京ガスは、悲願のライスボウルトーナメント出場を最終節に託すことになった。
先制したのはオービック。オープニングドライブがインターセプトに終わったオービックだったが、続く東京ガスのオフェンスを東京ガス陣内から出さずにパントに封じると、ディフェンスライン(DL)カーデル・ローリングスがドンピシャのタイミングでブロック。身長186センチ、体重106キロの巨漢DLはこぼれたボールを自ら拾い上げ、そのままエンドゾーンまで持ち込んだ。
その後はこう着状態が続いていたが、オービックが第2クオーターに加点する。ハーフウェイライン付近からスタートしたドライブで、オービックはクオーターバック(QB)タイラー・クルカが丁寧にパスをつなぎ敵陣深くまでボールを進める。最後は、マークを外して右サイドライン際でフリーになった主将のランニングバック(RB)李卓へ7ヤードタッチダウンパスをヒットした。
さらにオービックは前半の終盤に、ゴール前でQBクルカが相手タックルをギリギリで交わして下手投げの技ありパスをRB李へ。キャッチしたRB李は余裕でエンドゾーンまでボールを運び、2つ目のタッチダウンキャッチを決めた。
後半に入ると、キッカー(K)山﨑丈路が52ヤードのフィルドゴールを冷静に沈めて3点を追加したオービック。その後はスコアボードに得点を刻めなかったが、守備陣が東京ガスの反撃を許さずそのまま逃げ切りに成功した。
オービックは3つのタッチダウンをマークしたオフェンスもさることながら、ディフェンスの奮闘も見逃せなかった。前半の東京ガスオフェンスをファーストダウン更新ゼロに抑えた守備陣は、ランで1ヤード、パスで76ヤードの計77ヤードに抑える堅守が光った。