【X1 Area週間MVP】オフェンス部門は富士フイルム海老名QB鈴木貴史選手が奪回 スペシャルチームは赤津裕之選手が今季2回目の受賞
2023年10月20日(金) 18:00X1 Areaはいよいよ後半戦へ。X1 Superとの入替戦出場枠を争うバトルが本格化します。第4節を終了してオール三菱ライオンズが依然として土つかずでが勝ち点12の単独トップを堅持。勝ち点9にPentaOceanパイレーツ、富士フイルム海老名ミネルヴァAFC、警視庁イーグルスの3チームが並び、アズワンブラックイーグルスが勝ち点6で続きます。第5節以降は上位チーム同士の対戦も多く、いよいよ目が離せない展開となります。
前節までオフェンスMVPはオール三菱のクオーターバック(QB)ジョン・ギブスJr.選手の「定位置」でしたが、第4節は富士フイルム海老名のQB鈴木貴史選手が奪回。4タッチダウンパス成功のパフォーマンスが投票権を持つXリーグ解説員から高い評価を受けました。ディフェンス部門はディフェンスライン(DL)としてタックルで貢献しただけでなく、インターセプトも記録したアズワンの中村大輝選手が受賞、スペシャルチームはもはや常連の感があるパイレーツの赤津裕之選手がパンター(P)として選出されました。オフェンス部門での連続受賞が途絶えたギブスJr.選手はPlay of the Weekを受賞し、週間MVPのいずれかの部門の連続受賞記録としては鈴木選手の持つ4節連続に並びました。ワイドレシーバー(WR)小原嶺選手との72ヤードタッチダウンパスが懇切最高のプレーに選ばれました。
<Offensive Player of the Week>
QB鈴木貴史 (富士フイルム海老名ミネルヴァAFC)
鈴木選手は昨年の第6節以来で、2度目のオフェンス週間MVP受賞です。Play of the Weekを含めると通算5度目のMVPとなります。鈴木選手は第4節の品川CC ブルザイズ戦で4つのタッチダウンパスを成功させました。「一人のレシーバーにロックオンするのではなく、ディフェンスを見てQBの判断でタッチダウンパスを決められるようにしている」と述べる鈴木選手は、今季のパスの獲得距離ではギブスJr.選手を押さえて677ヤードで堂々のX1 Areaトップ。いよいよパサーとしての本領発揮です。
<Defensive Player of the Week>
DL 中村大輝(アズワンブラックイーグルス)
オール三菱と試合で惜しくも敗れたアズワンですが、後半はオール三菱の得点力の高いオフェンスを3点に抑えるなどディフェンスの健闘もありました。その中でもラン、パスディフェンスの広い分野で活躍があったのが中村選手でした。中村選手は3タックルを決める一方で、QBサックが1.5回、さらにインターセプトも1回記録してマルチな働きをしました。
<Special Teams Player of the Week>
P赤津裕之(PentaOceanパイレーツ)
名古屋サイクロンズとパイレーツの試合は7対0という僅差で決着。両チームともディフェンスが奮起した試合でした。そうなると重要になるのがパントによるフィールドポジションバトルです。両チーム合計で10回ものパントが飛び交ったこの試合では、パイレーツの赤津選手のPとしてのパフォーマンスが光りました。タイトエンド(TE)、キッカー(K)も兼ねる赤津選手は5回のパントで、1回平均42.4ヤードの飛距離を記録。最長は53ヤードに達しました。赤津選手は通算4回目のスペシャルチーム週間MVP受賞です。
<Play of the Week>
QBジョン・ギブスJr.からWR小原嶺への72ヤードTDパス
このプレーは試合開始からわずか50秒で生まれました。完璧なパスプロテクションに守られたギブスJr.選手がフィールド中央に放ったロングパスをWR小原選手がディフェンダーとの競り合いの中でジャンプしてキャッチ。そのまま振り返ってエンドゾーンに一気に駆け込みました。これを皮切りにオール三菱は第3クオーター序盤まで5連続得点。チームに勢いを生むビッグプレーでのタッチダウンでした。
関連リンク
<ゲームリポート>
・QB鈴木貴史の4TDパスで富士フイルム海老名ミネルヴァAFCが快勝 品川CC ブルザイズはいまだ勝ち星なし
・オール三菱ライオンズがQBジョン・ギブスJr.3TDパスなどで4連勝 アズワンブラックイーグルスは後半の猛攻も及ばず
・PentaOceanパイレーツが1TDを守り切り3連勝 名古屋はゴール前の好機を生かせず
<動画>(XリーグTV on アメフトライブ by rtvへの登録が必要です)
・富士フイルム海老名ミネルヴァAFC対品川CC ブルザイズ
・アズワンブラックイーグルス対オール三菱ライオンズ
・名古屋サイクロンズ対PentaOceanパイレーツ