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【X1 Super】ノジマ相模原が待望の今季初勝利、電通下してRBT進出に望みつなぐ

2023年10月22日(日) 13:57

【2TDパスキャッチのノジマ相模原ライズTE/FB 定成吉輝(右)  ©X LEAGUE】

X1 Super第4節のノジマ相模原ライズと電通キャタピラーズの一戦が22日、富士通スタジアム川崎で行われた。今季初勝利をかけた戦いは、攻守が機能したノジマ相模原が46対7で快勝。待望の勝ち点3を獲得し、ライスボウルトーナメント進出に望みをつないだ。

2年連続のライスボウルトーナメント進出に向けて残り2戦必勝のノジマ相模原は、立ち上がりからエンジン全開。電通の攻撃をスリーアンドアウトで止めた後のファーストドライブでは、クオーターバック(QB)カート・パランデックの正確なパスなどで手堅く前進。すると、ゴール前1ヤードではランニングバック(RB)阿部快斗が低い姿勢で頭からエンドゾーン内に飛び込み、幸先良く先制した。

【パスターゲットを探しながらポケットの外に出るノジマ相模原QBカート・パランデック(左)  ©X LEAGUE】

さらにノジマ相模原は、パントブロックで得た敵陣42ヤードの好ポジションから攻撃をスタート。このオフェンスシリーズを、QBパランデックからディフェンス登録のフィリップ・レッドワインへの3ヤードタッチダウンパスにつなげて加点した。

第1クオーターから14点のビハインドを負うことになった電通は、QBアーロン・エリスからワイドレシーバー(WR)小貫哲への36ヤードパスやエリス自らのランなどでノジマ相模原陣内奥深くまでボールを進める。そしてエンドが変わった第2クオーターに、ゴール前7ヤードでQBエリスがエンドゾーン内で相手マークを外して一瞬フリーになったWRラボン・ジョンソンを見逃さずにタッチダウンパスを通した。

【 電通キャタピラーズQBアーロン・エリス(左)  X LEAGUE】

7点リードに変わってもノジマ相模原の勢いは止まらない。QBパランデックの正確なパスとRB阿部のスピードあるランで着実に前進。敵陣まで入ると、QBパランデックからエンドゾーンに向かって縦に駆け上がるWR明松大雅へ絶妙な34ヤードタッチダウンパスで加点。なおも、続くキックオフで相手ファンブルを誘発してこぼれたボールをゴール前11ヤードでリカバーすると、キッカー(K)佐藤太希の32ヤードフィールドゴールに結びつけて追加点を挙げた。

そして、前半終了間際にはフィールドゴールブロックから新人の植田昂志郎が拾い上げ、タッチダウンまであと一歩の63ヤードビッグリターンを決めたノジマ相模原。QBパランデックがこのチャンスをタイトエンド(TE)定成吉輝への10ヤードタッチダウンパスにつなげてリードを広げた。

24点リードで後半を迎えたノジマ相模原は最初の攻撃シリーズで、QBパランデックが7分以上かけて攻撃を指揮。仕上げは、TE定成とのコンビではこの日2つ目、自身では4つ目のタッチダウンパスを成功させてロングドライブを締めくくった。その後ノジマ相模原は、セイフティと2本のフィールドゴールで加点する一方、電通に得点を与えずそのまま逃げ切った。