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【X1 Super】ノジマ相模原ライズが逆転勝ちでRBTへの切符獲得! アサヒ飲料に13点差勝利でディビジョン3位通過

2023年11月04日(土) 17:22

【決勝TDレセプションをしたノジマ相模原ライズWR田窪大渡  ©X LEAGUE】

X1 Super第5節(最終節)は4日、神奈川県相模原市の相模原ギオンスタジアムで地元のノジマ相模原ライズとアサヒ飲料クラブチャレンジャーズが対戦。ライスボウルトーナメント(RBT)出場権を争う戦いは激戦の末にノジマ相模原が29対16で逆転勝ちし、Division A 3位の座を獲得するとともにRBT出場を決めた。

【第3Qに49ヤードTDランを見せたノジマ相模原QBパランデック  ©X LEAGUE】

この試合が終了する前にすでに東京ガスクリエイターズが電通キャタピラーズに勝ってRBT出場枠を確保していたため、プレーオフの出場枠は残り1つ。アサヒ飲料は勝つか引き分けでRBT出場、相模原は点差を6点以上つけて試合に勝つ必要があった。

【アサヒ飲料クラブチャレンジャーズQBギャレット・サフロン  ©X LEAGUE】

試合は両チームのオフェンスが積極的にビッグプレーを狙いに行く派手な展開で幕を開けた。もともとクオーターバック(QB)ギャレット・サフロンとブギー・ナイト、阿部拓朗、亀山暉らワイドレシーバー(WR)陣を擁するアサヒ飲料はパスによる攻勢が得意。この試合でもサフロンからナイトへの22ヤードパス、亀山への12ヤードパスなどで着実に得点を重ねていった。

【1TDパスキャッチを記録したアサヒ飲料WR 亀山暉(右) ©X LEAGUE】

一方のノジマ相模原は強力なオフェンスライン(OL)に支えられたランニングアタックで、僅差の試合を勝っていくのが本来のスタイル。それがこの試合ではQBカート・パランデックが積極的に縦へのパスを投げ、また縦横無尽に走るスタイルで対抗した。

「前半で得点差をつけるゲームプランだった」と試合後にノジマ相模原のWR宜本潤平主将が語ったような試合展開にはならず、慣れない試合展開のせいかノジマ相模原にミスが多く生まれ、前半はアサヒ飲料リードの16‐7で折り返した。

後半になると第3クオーターの5:34にQBパランデックの49ヤードタッチダウンランが決まり、続く2点コンバージョンも成功してノジマ相模原が1点差に迫る。このビッグプレーで勢いに乗ったノジマ相模原は第4クオーター序盤にもパランデックからWR田窪大渡への12ヤードスコアリングパスで逆転。RBTトーナメント出場に必要な6点差をつけてのリードとなった。

【WRクリス・ヴォーン(中央上)のTDランを喜ぶノジマ相模原  ©X LEAGUE】

劇的な展開に大いに沸くスタンドのファンの声援に後押しされ、さらに試合時間残り67秒でWRクリス・ヴォーンがランでエンドゾーンへ。キックも成功して13点差となって逃げきった。

開口一番「しんどい試合でした」と語ったノジマ相模原の城ケ滝一朗ヘッドコーチは「思っていたのとは違う展開で前半を終えた。そこは修正してRBTに臨みたい」と試合の反省を述べつつ、「後半は気持ちの入ったプレーができた」と選手たちを称えた。