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【X1 Area】富士フイルム海老名ミネルヴァAFCがPentaOceanパイレーツに完封勝ち 入替戦枠争いで一歩前進

2023年11月11日(土) 17:01

【 2TDパスを決めた富士フイルム海老名ミネルヴァAFCのQB鈴木貴史(右) ©X LEAGUE】

X1 Area第6節は11日、神奈川県海老名市の海老名運動公園陸上競技場で地元の富士フイルム海老名ミルヴァAFCがPentaOceanパイレーツを迎えた一戦が行われた。ともに第5節終了現在で勝ち点12で、4チームが並ぶ首位に名前を連ねるチーム同士の注目のゲームは、オフェンス・ディフェンス・スペシャルチームがかみ合った富士フイルム海老名が20-0で勝利した。

これによって富士フイルム海老名は同時刻に富士通スタジアム川崎で勝利したオール三菱ライオンズと並び、勝ち点15で暫定首位となった。同じく勝ち点12の警視庁イーグルスは第6節の試合を19日に行うため、この日は試合がなかった。

【2つのフィールドゴールを成功させた富士フイルム海老名K大野郁哉(背番号94)  ©X LEAGUE】

富士フイルム海老名はクオーターバック(QB)鈴木貴史のパスが好調で、28回の試投で19回のパス成功、241ヤードを稼いで2タッチダウンを記録した。オフェンスライン(OL)のパスプロテクションもよく、パイレーツのパスラッシュの影響をほとんど受けなかった。

フィールドゴールで先制した後、鈴木からワイドレシーバー(WR)秋山光、小山昭瑛へのタッチダウンパスでリードを広げ、第3クオーターにもキッカー(K)大野郁哉のこの日2本目のフィールドゴール成功で20-0と突き放した。

【1QBサックを含む4タックルの富士フイルム海老名LB益本有人(左)  ©X LEAGUE】

後半の得点はフィールドゴールだけだったが、富士フイルム海老名のディフェンスがパイレーツオフェンスにレッドゾーン侵入をほとんど許さず、エンドゾーンを守り切った。

【 PentaOceanパイレーツQB西澤凌介 ©X LEAGUE】

パイレーツはパスの得意な西澤凌介が久しぶりに先発復帰したが、ラインバッカー(LB)益本有人やディフェンスライン(DL)黒羽根大雅らのパスラッシュでリズムを狂わされたのか、本来のロングパスの威力が発揮できなかった。

最終節は富士フイルム海老名が警視庁と、パイレーツはオール三菱と対戦する(ともに11月26日、富士通スタジアム川崎)。