【X1 Area】試合時間残り15秒でFG成功で品川CC ブルザイズが今季初白星　アズワンブラックイーグルスに劇的勝利

【決勝フィールドゴールを決める品川CC ブルザイズK福井柊羽（背番号16）　 ©X LEAGUE】

X1 Area第6節は11日、品川CC ブルザイズとアズワンブラックイーグルスの一戦が富士通スタジアム川崎で行われた。試合は目の離せないシーソーゲームとなったが、終盤にインターセプトで得たチャンスを決勝フィールドゴールに結びつけた品川CCが20‐17で勝利をおさめ、今季初白星を獲得した。アズワンは2勝4敗となった。

ランニングバック（RB）鶴田遼の1ヤードタッチダウンランで先制したのはアズワンだったが、第2クオーターに品川CCがキッカー（K）福井柊羽の34ヤードフィールドゴールとRB川島渚の1ヤードタッチダウンランで逆転。第3クオーターの1分34秒でアズワンがパントブロックからのリターンタッチダウンで再逆転すると、品川CCがクオーターバック（QB）石井迅からワイドレシーバー（WR） 野中翔太へのスコアリングパスで再び3点のリードを奪うという目まぐるしい展開が続いた。

【 パスターゲットを探すアズワンブラックイーグルスQB滝藤雅貴（左）　©X LEAGUE】

第4クオーターも終盤に差し掛かったころ、アズワンはK森下峻のフィールドゴールで同点として、試合は3分41秒を残して振出しに戻った。

その直後のオフェンスで品川CCはパントに追いやられるも、これがアズワンの1ヤードまで転がる好パントとなった。そして、続くアズワンオフェンスの最初のプレーでディフェンスバック（DB）吉海慧がアズワンQB滝藤拓仁のパスをインターセプトし、品川CCはゴール前5ヤードでファーストダウンを迎えた。3つのランプレーで時間を使いながら、最後はK福井が25ヤードのフィールドゴールを確実に沈めて決勝点を得た。

【 品川CC のQB石井迅（中央）　©X LEAGUE】

ブルザイズは昨年の10月29日以来の白星。アズワンは3連敗となった。