【X1 Super】富士通が東京ガスに辛勝 RBTセミファイナルでオービックと対決
2023年11月19日(日) 21:43
X1 Superは19日にライスボウルトーナメント(RBT)が開幕し、横浜スタジアムの第2試合目は、Division B1位富士通フロンティアーズとDivision A4位東京ガスクリエイターズが対戦した。富士通は先制された後にすぐに逆転するも、その後なかなか東京ガスを突き放せない苦しい展開だったが、10対3で辛くも勝利した。勝った富士通は、12月10日に等々力陸上競技場で行われるRBTセミファイナルでオービックシーガルズと顔を合わせる。
先制したのは東京ガスだった。富士通がパント隊形からのスナップミスでゴール前10ヤードから攻撃権を得た東京ガスは、この絶好機にタッチダウンを狙いにいくも、クオーターバック(QB)テバカ・ツイオチのパスが3連続で不成功。富士通守備の牙城を崩せなかったが、高橋寛太の27ヤードフィールドゴールで先取点を奪った。
今シーズン初めてファーストドライブを得点に結びつけることができず、先取点も初めて許した富士通は、エースのクオーターバック(QB)高木翼が不在の影響からかなかなかオフェンスが波に乗れない。しかし、エンドが替わった第2クオーター開始直後にランニングバック(RB)香川将成が42ヤードの快走。これでゴール前1ヤードまで一気に進むと、RB横川豪士のランを挟んだ後のプレーで香川が中央を突いて、富士通が逆転に成功した。
前半終了間際には、東京ガスが自陣ゴール前1ヤードで富士通の侵入を食い止める鉄ぺきのディフェンス。前半はお互いの守備が奮闘し、富士通4点リードのまま後半に突入した。
第3クオーターは、お互いが攻め手を欠き、富士通がフィールドゴールによる3点で加点したのみ。勝負の行方は、照明に明かりが灯された最終クオーターに委ねられた。
7点リードの富士通は、RB香川のファンブルから攻撃権を失うもパントに抑えて失点を食い止める。その後も自陣まで攻め込まれるが、ディフェンスバック(DB)林奎佑がインターセプトでピンチの芽を摘む。そして、残り2分48秒からの東京ガス最後の攻撃も、第4ダウン1ヤードのギャンブルを守備陣ががっちりとストップしてそのまま逃げ切った。