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【X1 Area】富士フイルム海老名が入替戦出場へ 警視庁を24-14で破る

2023年11月25日(土) 16:46

【ロングパスを狙う富士フイルム海老名ミネルヴァAFCのQB鈴木貴史(左)  ©X LEAGUE】

X1 Area第7節第1試合は25日、富士通スタジアム川崎で富士フイルム海老名ミネルヴァAFCと警視庁イーグルスが対戦した。勝った方がX1 Superとの入替戦出場権を手にするという大一番は、ODK(オフェンス、ディフェンス、キッキング)のすべてがかみ合って機能した富士フイルム海老名が24-14で快勝した。

富士フイルム海老名は6勝1敗でリーグ戦を終え、勝ち点18となって総合順位2位以上が決定して、X1 Superとの入替戦(12月9日、富士通スタジアム川崎)への出場を決めた。敗れた警視庁は4勝3敗で終了。X1 Superへの挑戦は来季以降に持ち越された。

【ボールキャリーする富士フイルム海老名RB篠生祐次郎(右)  ©X LEAGUE】

富士フイルム海老名はオープニングドライブでゴール前まで進むものの、フィールドゴールトライがブロックされて無得点に終わる。この嫌な雰囲気を吹き飛ばしてモメンタムを引き寄せたのはディフェンスだった。警視庁の最初のオフェンスの3プレー目でファンブルを誘発し、こぼれたボールを25ヤードラインでディフェンスライン(DL)小山嗣晶がリカバーしてターンオーバー。

その直後のプレーでクオーターバック(QB)鈴木貴史がワイドレシーバー(WR)安達絹心に25ヤードパスを成功させてタッチダウンを奪った。

第2クオーターには安達が今度はパントリターンでタッチダウン(48ヤード)。さらに、鈴木からWR桑原司への 47ヤードスコアリングパスで21-0と突き放した。

【第2Q最後のプレーでエンドゾーンぎりぎりでTDパスキャッチする警視庁WR恒吉幸紀  ©X LEAGUE】

警視庁は第2クオーターの最後のプレーで、QB齋藤詩伸からWR恒吉幸紀へのタッチダウンパスで7点を返してハーフタイムを迎えた。

後半に入るとお互いのディフェンスが奮起してパントやフォースダウンギャンブル失敗が続く中、第3クオーターに富士フイルム海老名がキッカー(K)大野郁哉の31ヤードフィールドゴールで貴重な追加得点を挙げた。この得点が効き、終盤に警視庁に1タッチダウンを許したもののセーフティーリードを保って富士フイルム海老名が逃げ切った。