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【Frontiers’ Road to Rice Bowl 77 vol. 1】好スタートに垣間見る新ルールへの適応力【短期集中連載】

2023年12月29日(金) 12:00

【51ヤードの独走ランで先制TDをあげたRBトラショーン・ニクソン(中央)  ©X LEAGUE】

【第1節 富士通フロンティアーズ 31-14 エレコム神戸ファイニーズ】
富士通の2023年リーグ戦は遠征試合で幕を開けた。相手は昨季のライスボウルトーナメントセミファイナルで対戦したエレコム神戸だった。スコア上も試合内容も危なげなく開幕白星でライスボウル3連覇に向けて好スタートを切った試合に見えるが、試合後の山本洋HCのコメントを聞くとまた違った観点が生まれる。

山本HCは「(計時の)ルール改正によって攻撃機会が減っている。今日の試合は昨年と比べて10~15プレー減っているので、少ないチャンスを生かしてスコアして」いくことが必要と述べている。

この試合の富士通の得点を振り返ると、初得点が相手のファンブルから得たチャンスをわずか3プレー目でランニングバック(RB)トラショーン・ニクソンが67ヤードの独走ランでタッチダウン。続く2回のポゼッションでもタッチダウンでドライブを完結している。

【 エレコム神戸のオンサイドキックをリカバーする前野貴一(中央) ©X LEAGUE】

第4クオーターにはエレコム神戸のオンサイドキックを新人の前野貴一が48ヤードリターンしてコール前2ヤードまでボールを運び、続くプレーでのRB三宅昴輝のタッチダウンランにつなげた。

効率のいいタッチダウン量産は新ルールに適応するべく準備してきた富士通の用意周到さがうかがえる試合だった。

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<ライスボウル情報>
・ライスボウル特設ページ:https://xleague.jp/feature/ricebowl77
・チケット購入:https://xleague.tstar.jp/
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