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【春季交流戦】東京ガスと富士フイルム海老名、両者譲らず引き分け

2024年05月25日(土) 23:05

【3季ぶりに復帰した東京ガスクリエイターズのQBジェロッド・エバンス  ©X LEAGUE】

X1 Superは25日、春季交流戦の東京ガスクリエイターズ対富士フイルム海老Minrva AFCが富士通スタジアム川崎で実施された。ともにパールボウルトーナメント1回戦で敗れたチーム同士の一戦は、接戦の末、10対10の引き分けに終わった。

立ち上がりはパントの応酬でお互いに手探りの状態だったが、東京ガスは第2クオーターに、3シーズンぶりにチームへ復帰したクオーターバック(QB)ジェロッド・エバンスがランパスオプションから自らエンドゾーンまで運ぶ7ヤードタッチダウンランで先制した。

【RBウィリアムデレクアキラ(左)にハンドオフする富士フイルム海老名Minerva AFC QB鈴木貴史  ©X LEAGUE】

X1 Super初勝利に闘志を燃やす富士フイルム海老名は、第2クオーターにフィールドゴールを返し4点ビハインドで前半を折り返すと、第3クオーターにはランニングバック(RB)大迫亮太がゴール前2ヤードから左オープンに走り、最後はエンドゾーン内にダイブする執念のランで逆転に成功する。

しかし、東京ガスもエンドが変わった最終クオーター立ち上がりにフィールドゴールで試合を振り出しに戻す。さらに東京ガスは、自陣からのドライブでRB星野陵太朗のランやQBエバンスの正確なパスを軸に確実にボールを進めると、残り時間30秒を切ったところで28ヤードフィールドゴールの機会を得たが、キッカー(K)朴容俊の右脚から放たれたボールは無情にもポストを外れた。富士フイルム海老名にも20秒残されていたが得点できず、X1 Super初勝利は秋シーズンに持ち越しとなった。