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【神戸ボウル】高山HC新体制のパナソニックがコンスタントな攻撃でライスボウル王者富士通に勝利

2024年06月02日(日) 20:04

【QB小林宏充(右)からハンドオフを受けるパナソニック インパルスRB立川玄明  ©X LEAGUE】

第74回神戸ボウルが2日、神戸市王子スタジアムで行われ、昨年と同じパナソニック インパルスと、富士通フロンティアーズが対戦した。荒木延祥前監督が退任し、高山直也ヘッドコーチが就任して、初めて迎える宿敵・富士通だったが、パナソニックがコンスタントに得点を重ね13対3で勝利を収めた。

【富士通フロンティアーズQB鎌田陽大  ©X LEAGUE】

先制したのはパナソニック。第2クオーター中盤、ターンオーバーから得た敵陣45ヤードからのオフェンスで、クオータバック(QB)を新人の小林宏充から荒木優也に替えると、相手の反則で大きく前進。キッカー(K)佐伯眞太郎が34ヤードのフィールドゴールを決めて3-0とした。

対する富士通は、後半最初のオフェンスで新人QB鎌田陽大が2度続けてパスを成功させ敵陣深く攻め込み、こちらもK納所幸司が43ヤードのフィールドゴールを決め、昨年春の最終スコアと同じ3-3とした。

【FGを成功させるパナソニックK佐伯眞太郎(背番号16)  ©X LEAGUE】

なかなかオフェンスの調子が出ないパナソニックだったが、ランニングバック(RB)立川玄明が力強く12ヤードを走ったことでスイッチが入る。フィールドに戻ったQB小林も3本のパスを成功させエンドゾーンに迫ると、立川が力強く中央を突破してタッチダウン。10‐3とリードを広げた。パナソニックは、第4クオーターにもK佐伯が11ヤードのフィールドゴールを決めて2ポゼッション差とし、勝利を確実にした。

MVPにはパナソニックRBの立川が、MIPには富士通の鎌田が選出された。