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【X1Super】ゲームは壮絶な撃ちあい。エレコム神戸が3勝目

2019年10月07日月 09:55

2勝1敗のエレコム神戸ファイニーズと1勝2敗のIBMビッグブルーとの対戦は、JXBセミファイナル出場の切符をめぐる重要な一戦。前半を28-24とエレコム神戸のリードで折り返し、第4クォーターにIBMが2度同点に追いつくも、エレコム神戸が逃げ切り、激しいシーソーゲームの末、45-38で3勝目を挙げた。

第1クォーター3分24秒、IBMがK佐藤敏基(#11)の44ヤードフィールドゴールで先制したが、エレコム神戸は直後のシリーズで、2ndダウン4からRB白神有貴(#44)が中央を突破。DB3人を置き去りにする48ヤードの快走で逆転タッチダウンを決めた。

エレコム神戸は今季好調のディフェンスがこの日も活躍。IBMの攻撃を3シリーズ連続、3rdダウンロングの場面でDLカーデル・ローリングス(#9)、DB久高平次(#40)らがQBクラフト・ケビン(#3)に激しいロスタックル決めてダメージを与えた。好ポジションを得たオフェンスが2タッチダウンを奪い、第1クォーターを21-3とリードした。

RB川淵将紀(左・#22)
エレコム神戸RB川淵将紀(左・#22)がディフェンスを振り切りタッチダウンを決める

 

第2クォーターに入り、IBMは43ヤードのフィールドゴールを失敗したが、ディフェンスがビッグプレーを見せる。
エレコム神戸QBコーディー・ソコール(#19)のパスを、IBMのDB中谷祥吾(#1)がインターセプトし、このチャンスにQBクラフトがRB伊藤隆貴(#28)への5ヤードのタッチダウンパスを決めて10-21。

続くエレコム神戸の攻撃も激しいタックルでファンブルを誘い、DB北村雅史(#23)がリカバーして攻守交代。
IBMはRB鈴木恵太(#4)、山中大輔(#47)のランプレーでじりじりと攻めあがり、TEスタントン・ジョン(#40)の3ヤードタッチダウンランで17-21と詰め寄った。

しかし直後のキックオフで、エレコム神戸のKRショーン・ドレイバー(#1)が100ヤードのキックオフリターンタッチダウンを決める。ショーンはキックオフのボールをエンドゾーンの真ん中でキャッチし、タッチバックにせずリターンし、タックルを振り切りながら走り切った。
28-17と再びエレコム神戸がリードを広げたが、IBMは集中力を切らさなかった。
直後のシリーズ、IBMはQBクラフトが自陣36ヤードからWR前田泰一(#14)へ59ヤードのパスをヒットさせ、ゴール前5ヤードに迫り、TEスタントンにタッチダウンパス。わずか2プレーでタッチダウンを決めて、24-28と4点差に戻し、前半を終了した。

DLブルックス・ジェームス(左・#34)
IBMのDLブルックス・ジェームス(左・#34)がタッチダウンを決め、同点とする

 

第3クォーターはIBM、エレコムとも最初の攻撃はパントに終わる。
エレコム神戸の2回目の攻撃シリーズ、QBコーディーが今季新加入のWRアルフォンソ・アヌワー(#21)へのパスを次々と決める。さらにIBMが反則を多発し、パーソナルファウルとオフサイド3回で27ヤード罰退。ゴール前2ヤードに迫ったエレコム神戸だが、タッチダウンは決められず、K山崎丈路(#12)の20ヤードフィールドゴールで31-24とした。

続くIBMの攻撃。自陣40ヤードから、リバースプレーが決まる。WR近江克仁(#84)が36ヤードゲインし敵陣22ヤードへ。
ゴール前2ヤードからのスペシャルプレーで身長195cmのDLブルックス・ジェームス(#34)がレシーバーに入り、QBクラフトからの2ヤードのタッチダウンパスをジャンプしながらレシーブ。ついに31-31の同点に追いついた。
しかしエレコム神戸も直後のシリーズで、QBコーディーがWRアルフォンソに63ヤードタッチダウンパスを決め、38-31と再び突き放す。

第4クォーターに入り、より激しいシーソーゲームとなってスタンドが盛りあがる中、歓声に応えるようにIBMが再び同点に追いつく。
自陣25ヤードからの攻撃をQBクラフトが時間をかけてドライブし、最後はWR近江への12ヤードタッチダウンパスを決めて38-38と食い下がる。

WRアルフォンソ・アヌワー(右・#21)
エレコム神戸WRアルフォンソ・アヌワー(右・#21)が勝ち越しタッチダウンを決める

 

試合終了まで残り2分を切ったエレコム神戸の攻撃で、QBコーディーからWRアルフォンソへ、この日3本目となる46ヤードタッチダウンパスが決まり、第4クォーター10分54秒、エレコム神戸が45-38と勝ち越した。
IBMは残された1分6秒でタッチダウンを目指して攻め続けたが、試合終了。
ファイナルスコア45-38でエレコム神戸が大接戦の末、IBMを振り切って3勝目を挙げた。

試合後、米倉輝ヘッドコーチは「4勝することを目標にしてきたので、接戦を勝ちきれたことはよかった」と話したが、「まだまだ目の前のプレーに集中しきれていなかった。得点はほとんど外国人選手が決めていたので、日本人の選手ももうひと踏ん張りしてほしい」と気を引き締めた。
次は強敵、富士通フロンティアーズとの対戦。「今年の富士通はめちゃくちゃ強いので、どうしようかと不安もあるが、挑戦するしかない。楽しみです。怪我人が出たのでケアをして、しっかり準備をしたい」と、話した。

敗れたIBMのクラフトヘッドコーチは「今日の試合は特に大事な一戦と認識して臨んだが、不用意なペナルティが要所で出て、決めるべきときに決められなかった」と振り返った。
JXBセミファイナル進出が厳しい状況になったものの「残りの試合を勝てば可能性はまだある。どんな状況になっても自分たちのベストを出し切るだけ」と、冷静に話した。

Text 福永美佐子
Photo  エムアイプランニング

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