【X1 Super第1節の見どころ】昨季王者の富士通と昇格の富士フイルム海老名が初対戦

【2年連続でリーグMVPに輝いている富士通フロンティアーズRBトラショーン・ニクソン　 ©X LEAGUE】

X1 Superの開幕節は31日、CENTRALディビジョンに属する富士通フロンティアーズ対富士フイルム海老名Minerva AFCが富士通スタジアム川崎で行われる。昨季王者の富士通とX1 Superに昇格した富士フイルム海老名の対戦は、初対決だけにどういった展開になるか興味深い。

ライスボウル3連覇中の富士通は、攻撃でクオーターバック（QB）高木翼、ワイドレシーバー（WR）松井理己、ランニングバック（RB）トラショーン・ニクソンの主力が健在。守備でもディフェンスライン（DL）宮川泰介、ラインバッカー（LB）山岸明生らがハードタックルを武器にする。オフェンスライン（OL）では長年チームを支えた小林祐太郎や臼井直樹が抜けたが、新主将の大久保壮哉がライン戦を支える。攻守ともにリーグ屈指のメンバーを揃えた富士通が、ライスボウル4連覇に向けたシーズン初戦を白星スタートできるか注目だ。

【パスプロテクションする富士フイルム海老名Minerva AFCの新OL パク・イアン　 ©X LEAGUE】

対する富士フイルム海老名は、春の初戦でIBM BIG BLUEに55対3で敗れ、X1 Superの厳しさを体験したものの、東京ガスクリエイターズには引き分け、トップリーグでも戦えることを証明した。X1 Superで戦うには攻守のライン強化が必要と考えた朝倉孝雄ヘッドコーチは、OLとDLに外国籍選手を補強。特に、胎内ディアーズから移籍したパク・イアンはX1 Superの経験があり、富士フイルム海老名オフェンスの鍵を握るだろう。