【X1 Super第1節の見どころ】春の王者オービック vs 成長著しい東京ガス

【オービックシーガルズで2年目のシーズンを迎えるQBタイラー・クルカ　 ©X LEAGUE】

X1 Superの開幕戦は31日、オービックシーガルズと東京ガスクリエイターズが第一カッターフィールド（秋津サッカー場）で激突する。

春にパールボウルを5連覇したオービックは、4シーズンぶりのX1 Super制覇を目指し、秋シーズンに突入。オフェンスではクオーターバック（QB）タイラー・クルカが2年目を迎え、レシーバーとの連携がさらに強化。特にスピードとパワーを兼ね備えたワイドレシーバー（WR）渡邊ジャマールとのコンビは、リーグ屈指の破壊力を誇る。ラン攻撃は主将のランニングバック（RB）李卓と西村七斗が引っ張り、守備陣ではラインバッカー（LB）成瀬圭汰が要となる。

【東京ガスクリエイターズのQBジェロッド・エバンス（左）とRB星野凌太朗　 ©X LEAGUE】

対する東京ガスは、昨秋に創部以来初のライスボウルトーナメント出場を果たすなど、着実に力をつけてきた。攻撃面では、3年ぶりに復帰したQBジェロッド・エバンスが早期にチームと合流し、連携強化を図っている。2年目のRB星野凌太朗は、密集を突破するスピードが自慢で、ランオフェンスの鍵を握る。東京ガスの勝利のカギは接戦を制する力にあり、キッカー（K）高橋寛太の正確なキックが重要な要素となるだろう。

両チームは2023年シーズン第4節で対戦し、オービックが24対0で完封勝ち。しかし、2年前の試合では最終クオーターまで互角の展開を繰り広げた。果たして今年の開幕戦では、オービックのオフェンスが炸裂するのか、それとも東京ガスが得意の接戦に持ち込み僅差で勝利するのか。EASTディビジョン同士のこの対決は、試合の最後まで目が離せない。