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IBMを開幕戦勝利に導いたアメリカンフットボール歴“2年目”のカナディアンQB
2024年09月07日(土) 11:08
IBM BIG BLUE が9月1日のオール三菱ライオンズ戦に勝利し、開幕戦から好スタートを切った。IBMの攻撃を指揮したのは、今年から新加入したアメリカンフットボール歴2年目のクオーターバック(QB)ディミトリオス・シノディノスだった。
カナダ出身のシノディノスは、マギル大学でカナディアンフットボールをプレーしていた。その後、ヨーロッパフットボールリーグのフィンランドのチームでアメリカンフットボールを初めて経験。カナディアンフットボールとアメリカンフットボールでは、ルールやプレーのスタイルが大きく異なる。特にQBにとっては、「カナディアンからアメリカンへの移行は難しかった」と語る。プレークロックが25秒のカナダではプレーを迅速に進める必要があり、モーションも無制限に許可されているが、アメリカンは1人のモーションしか許されず、プレークロックも長い。
それでも、「ヨーロッパで数試合プレーして、すべてのルールに慣れるのに時間はかかったが、その後はとても楽しめた」とシノディノスは言う。4月にIBMに合流した27歳の司令塔は、まだレシーバーとの連携に課題が残るが、パス17回中10回成功、197ヤード、2タッチダウン(1インターセプト)と上々のXリーグデビューを飾り、ゲームMVPに選ばれた。
IBMのマイク・フェアーヘッドコーチも、シノディノスのプレーに満足感を示し、「彼はフィールドでしっかりと選手たちを見つけることができた」と評価する。今後の試合に向けて、シノディノスとIBM BIG BLUEのさらなる成長が期待される。次戦(9月13日、対東京ガスクリエイターズ、東京ドーム)での活躍が楽しみだ。