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【X1 Super】IBMが最大14点差をひっくり返してオービックに逆転勝ちで「千葉ダービー」を制す

2024年09月29日(日) 17:22

【ランとパスキャッチで2つのTDを決めたIBM RB加藤大資  ©X LEAGUE】

今季の「千葉ダービー」は波乱が待っていた。

X1 Super第3節は千葉県習志野市を本拠地とするオービックシーガルズと、千葉市美浜区幕張にベースを置くIBM BIG BLUEによる「千葉ダービー」が29日、習志野市の第一カッターフィールドで開催された。試合は第4クオーター初めに14点差のビハインドだったIBMが最終の6分30秒で大逆転して24対21で勝利した。

IBMは2勝1敗で、今季初黒星のオービックも2勝1敗となった。

【決勝FGを決めて試合のMVPに選出されたIBM K福岡勇斗 ©X LEAGUE】

先制したのはIBMだったが、オービックは第2クオーターから第4クオーターにかけてクオーターバック(QB)タイラー・クルカからワイドレシーバー(WR)渡邊ジャマールへの2本のタッチダウンパスや高橋弘汰のファンブルリカバーなど21連続得点で逆転し、21‐7とリードを広げた。

【 QBタイラー・クルカとのホットラインで2TDパスキャッチを記録したオービックWR渡邊ジャマール(中央) ©X LEAGUE】

前節で東京ガスクリエイターズに敗れたため、ライスボウルトーナメント出場のためには連敗を是が非でも免れたいIBMはここから反撃を開始する。QB政本悠紀のタッチダウンランとランニングバック(RB)加藤大資へのスコアリングパスで同点に追いつくと、試合の最後のプレーでキッカー(K)福岡勇斗が43ヤードの「サヨナラ」フィールドゴールを決めて勝利をものにした。

オービックはサードダウンコンバージョン率が2/9にとどまり、2ポゼッション差のリードを守り切ることができなかった。