パナソニックLBジャボリー・ウィリアムスがエレコム神戸オフェンスを止めてMVP受賞
2024年10月03日(木) 15:00
パナソニック インパルスは今春のグリーンボウルでエレコム神戸ファイニーズに苦戦を強いられた。それから約4カ月を経た9月29日に開催された秋季リーグ戦第3節での対戦では、27‐10と危なげない試合運びで開幕3連勝を飾った。
パナソニックの高山直也ヘッドコーチは「第2節のSEKISUIチャレンジャーズ戦でいろいろな課題をもらった。この試合では第2節とは違い『やろう』といっていたこと、準備してきたことが出来ていた。後半はさらにアジャストすることができ、オフェンスラインは相手をブロックし、コントロールしてくれ、ランプレーがしっかり出て、勝ち切れた。特に守備ラインはいい準備が出来ていて、前半からエレコム神戸攻撃に強いプレッシャーをかけて厳しいプレーをしていた」と、インターセプトはなかったものの、クオーターバック(QB)サックを4本決めて、喪失ヤードをラン77ヤード、パス193ヤードに封じ込めた守備陣に目を細める。
その中でゲームのMVPを獲得したのがラインバッカー(LB)ジャボリー・ウィリアムスだ。受賞の決め手となったのは第2クオーター5分過ぎのQBサックによる19ヤードロスと、第3クオーターのエレコム神戸のフィールドゴールに対して激しいアタックをみせたことだ。
当のウィリアムスは「LB小西優、ディフェンスライン(DL)の有村雄也、清水澪寿も凄いQBサックをみせたのに・・・」と謙遜する。さらに「エレコム神戸オフェンスは良いオフェンスをしていた。なかでもQBディビット・ピンデルは足がとても速い。それにダブルリバースにはびっくりした。凄いスペシャルプレーだった」と、ひとしきり相手チームを褒め称えることも忘れなかった。
そして「でもパナソニックは一試合ごとにディファンスもオフェンスもレベルが上がってきている。だから絶対にチャンピオン(日本一)になれるはずだ」と、念願の日本一を手に入れるために183センチ、111キロ巨漢LBは今後の抱負を語った。