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【X1 Super】パナソニックが初顔合わせの富士フイルム海老名を下してライスボウルトーナメント出場権獲得

2024年10月12日(土) 23:26

【2TDパスキャッチでMVPに選ばれたパナソニック インパルスTEケイレブ・フィリップス(左)  ©X LEAGUE】

X1 Superの第4節、初対戦となるパナソニック インパルスと富士フイルム海老名Minerva AFCの試合が、大阪府吹田市のMKタクシーフィールドエキスポで行われ、55‐0とパナソニックが格の違いを見せつけ大勝した。パナソニックは2節を残して早くもライスボウルトーナメント出場権を手にした。

パナソニックは最初のオフェンスでランニングバック(RB)牧田圭祐のラン、クオーターバック(QB)荒木優也からワイドレシーバー(WR)桑田理介へのパスで前進し、敵陣まで攻め込んだ。しかし、ここからラン、パスとも不発に終わり、キッカー(K)佐伯眞太郎の52ヤードフィールドゴールで3点を先制する。

次のオフェンスでは、QB荒木から新人WR鈴木崇与へのパスに続き、桑田へのパスも決まってそのままエンドゾーンまで77ヤードを走ってタッチダウン。富士フイルム海老名のマンツーマンディフェンスを崩してのビッグプレーとなった。

【富士フイルム海老名のパントミスからのファンブルリターンでTDするパナソニックの清水友哉 (左) ©X LEAGUE】

前半3回目のパナソニックオフェンスはパントに追い込まれるが、パンター(P)小林真大のキックで陣地を大きく挽回すると、続く富士フイルム海老名のオフェンスでQB鈴木貴史の投じたパスをディフェンスバック(DB)山元耀がインターセプト。敵陣11ヤードからのオフェンスとなってRB小泉誠実のランでにボールを進め、最後はRB藤本拓弥がハンドオフされたボールを両手で前に投げ出してエンドゾーンに走りこんだタイトエンド(TE)ケイレブ・フィリップスへパスを決めるスペシャルプレーでタッチダウンをあげて17‐0とリードを広げた。

その後も、フィリップスへのタッチダウンパス、さらに、相手のパント隊形からP大野郁哉がスナップ受け損ねてファンブルすると、転がるボールをディフェンスライン(DL)清水友哉が拾い上げて20ヤードリターンしてタッチダウンするなど前半だけで31点を奪った。

【富士フイルム海老名Minerva AFC先発QB鈴木貴史  ©X LEAGUE】

パナソニックはディフェンスでも5回のターンオーバーを奪い、キッキングもミスをせず2つのフィールドゴールを成功させ、富士フイルム海老名を圧倒した。しかし、高山直也HCは後半立ち上がりなどに発生した反則(計5回35ヤードの罰退)を反省点にあげた。

一方の富士フイルム海老名は、常に厳しいフィールドポジションからのオフェンスを余儀なくされ、第4クオーターにはゴールまで5ヤードまで迫ったがタッチダウンに届かず完封負けとなった。