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【X1 Super】エレコム神戸が全クォーターで得点、OrientalBioを圧倒して2勝目

2024年10月13日(日) 23:07

【3TDに絡む活躍で試合のMVPに選ばれたエレコム神戸ファイニーズQBデイビッド・ピンデル  ©X LEAGUE】

秋晴れの中、X1 Super第4節2日目が大阪府吹田市のMKタクシーフィールドエキスポで行われ、エレコム神戸ファイニーズとOrientalBioシルバースターが対戦した。ともに1勝同士で迎えた試合は全クォーターで得点を重ねたエレコム神戸が37‐14で勝利。エレコム神戸は通算成績を2勝2敗とし、OrientalBioは1勝3敗となった。

エレコム神戸は第1クォーターに4分5秒を費やしながら10プレーでドライブを進め、キッカー(K)谷川堅斗が46ヤードのフィールドゴールを決めて先制する。その後のオフェンスでも7プレー目にクオーターバック(QB)デイビット・ピンデルが13ヤードを独走してタッチダウンし、リードを10‐0と広げた。

【第3QにTDランを決めたエレコム神戸RB 秋元ミンジェ(中央) ©X LEAGUE】

第2クオーター開始直後にはOrientalBioのQB柴崎哲平が投げたパスをディフェンスバック(DB)出木岡修がインターセプトして、オフェンスに自陣33ヤードのフィールドポジションを与える。このチャンスにQBピンデルからワイドレシーバー(WR)小田康平へのタッチダウンパスがヒットして17‐0とした。さらに前半残り時間2分8秒にはK谷川が31ヤードのフィールドゴールを蹴りこみ、同55秒にはQBピンデルが30ヤードのタッチダウンランを決めてスコアを27‐0として前半を終えた。

追いかけるOrientalBioは第3クオーター開始2分35秒でQB柴崎からWRデビン・フェルプスへの15ヤードパスでエンドゾーンを陥れ、反撃の狼煙をあげる。

【RB土屋天世(右)にハンドオフするOrientalBioシルバースターQBダリウス・サンプル  ©X LEAGUE】

しかし、エレコム神戸の攻撃は止まらない。自陣38ヤードからのポゼッションでWR内田大喜へのパス、ランニングバック(RB)秋元ミンジェ、新人RB一針拓斗のランプレーでゴール前1ヤードまで進むと、仕上げはRB秋元の中央ダイブで追加得点をあげた。

K谷川は第4クオーターに53ヤードのフィールドゴールを決め、30点差をつけた。

OrientalBioはQBダリウス・サンプルのランプレーで敵陣に入り、試合終了5分12秒にRB植木大晴が6ヤードのタッチダウンランを決めるが、反撃もここまでだった。

試合後のハドルでエレコム神戸の時本昌樹ヘッドコーチは「あと2試合。上位チームとの戦いになる。全力で戦おう」と檄を飛ばした。その後のインタビューでは「今日の試合でもまだまだ課題が多かった。上位を目指すにはもっともっと向上しなければ。次試合も最大の準備をしていく」とライスボウルトーナメント出場権獲得のために、残る2試合を連勝する覚悟だ。