【X1 Super】実力伯仲の接戦は後半に畳みかけたSEKISUIに軍配 IBMとの「ブルー対決」制す
2024年10月13日(日) 23:31
X1 Super第4節第2日目は、ここまでともに2勝1敗のSEKISUIチャレンジャーズとIBM BIG BLUEの「ブルー対決」が、大阪府吹田市のMKタクシーフィールドエキスポで行われた。試合は第4Q途中まで3点差という接戦が繰り広げられたが、終わってみれば30‐13でSEKISUIが勝利し、3勝1敗として4強入りへ大きく前進した。
先制したのはIBM。最初のオフェンスで敵陣奥深くまで攻め込み、キッカー(K)福岡勇斗が43ヤードのフィールドゴールを決めて3点を奪った。
直後のSEKISUIのオフェンスもクオーターバック(QB)ギャレット・サフロンが、ワイドレシーバー(WR)亀山暉への短いパスや、自らのランで前進し、ランニングバック(RB)遠藤集のランでゴールまで迫ると、QBサフロンがWR阿部拓朗への19ヤードのタッチダウンパスを決めて7‐3と逆転した。
しかし、そのリードも一瞬にして失う。SEKISUIのキックオフしたボールをIBMリターナーのローガン・スチュワートがキャッチすると、そのまま95ヤードのリターンでタッチダウンし、再び10‐7とIBMがリードを奪った。
IBMは、QBに政本悠紀を起用した2シリーズ目のオフェンスで4度のパスを決め、相手の反則なども絡んでゴール前2ヤードまで迫ったが、エンドゾーンには届かずK福岡が30ヤードのフィールドゴールを決め13‐7とさらにリードを広げた。
前半の内に差を詰めておきたいSEKISUIも、自陣25ヤードから19プレーを要してゴール前9ヤードまで迫り、K福井啓亮が29ヤードのフィールドゴールを決めて前半を13‐10で折り返した。
後半開始早々、自陣27ヤードから攻撃を開始したSEKISUIは、QBサフロンがパスにランに躍動し、ゴールまで7ヤードと迫ったが、またもやエンドゾーンには届かずK福井の24ヤードのフィールドゴールで13‐13の同点に追いつく。
さらに、次のオフェンスでもQBサフロンがWR亀山やブギー・ナイト、阿部などへのパスと、自らのランなどで前進。みたびエンドゾーンに届かずK福井が20ヤードのフィールドゴールに終わったが、ついに16‐13と逆転に成功した。
さらにリードを広げたいSEKISUIは、次のオフェンスでQBサフロンからナイトや阿部、亀山へのパスを次々と決めると、ゴール前5ヤードからRB山田陸斗が中央を走り抜けタッチダウンし、23‐13とリードを広げる。試合終了間際にも、ディフェンスバック(DB)山下大樹がインターセプトしたボールをそのままエンドゾーンまでリターンしタッチダウンし、勝利を確実なものとした。