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誰もが安心してスポーツ観戦できる社会に Xリーグの試合会場にセンサリールームを設置

2024年10月31日(木) 10:00

【センサリールームを訪問した富士通フロンティアーズのWR柴田源太選手(左)とオール三菱ライオンズのQBモー・ハサン選手(左から3番目)とハイタッチ(一部画像を加工しています)  ©X LEAGUE】

いつもXリーグを応援していただき、ありがとうございます。

10月13日(日)に富士通スタジアム川崎で開催されたX1 Super秋季リーグ戦、富士通フロンティアーズ 対オール三菱ライオンズの試合で、センサリールームを特別に設置しました。センサリールームとは、⼤きな⾳や強い光、⼈混みが苦⼿な⼦どもたちでも、安⼼して観戦できるよう遮⾳等の⼯夫が施された特別観戦室です。 発達障がい等に伴う「感覚過敏の特性」のある⼩学⽣とそのご家族4組14名に、センサリールームで試合観戦を楽しんでいただきました。

【センサリールームには感覚刺激玩具も用意(画像は一部加工しています)  ©X LEAGUE】

センサリールームに到着した子どもたち。まずは富士通フロンティアーズとオール三菱ライオンズ、どちらのTシャツを着るか選ぶところから試合観戦がスタートします。センサリールームには、子どもたちが試合観戦に飽きてしまった場合も楽しく過ごせるよう、感覚刺激玩具を準備しました。感覚刺激玩具とは、視覚や触覚を刺激して、子どもたちが楽しんだり、落ち着いたりできるためのグッズです。

さらに、富士通フロンティアーズのワイドレシーバー(WR)柴田源太選手とオール三菱ライオンズのクオーターバック(QB)モー・ハサン選手がセンサリールームをサプライズ訪問。子どもたちは選手とハイタッチしたり、サインをもらったり、記念撮影したりと大はしゃぎでした。

【富士通フロンティアーズのユニフォームTシャツを着て選手と歓談する参加者たち(画像は一部加工しています)  ©X LEAGUE】

当日の参加者の声をいくつかご紹介します。
「本⽇はご招待いただき、ありがとうございました。とても良い環境でアメフト を観戦できたのでうれしかったです。 解説も分かりやすく、今まで知らずに観ていたので勉強になりました。 このような取り組みは、娘のような特性を持つ⼦を持つ親として、とてもうれしいことです。他のスポーツにも広がるといいなと思います。本⽇は楽しい時間をありがとうございました」(保護者)

「気候が良い時期は、屋外でも楽しめそうでした。おもちゃを置いてくれていたので、⼦どもが飽きずに観戦できました。 ルールの解説をしてくれたので分かりやすかったです。 ⼦どもも楽しんでいました」(保護者)

「またセンサリールームのようなところで、スポーツかんせんしたいです︕ 来年は中学⽣になるので、中学⽣までさんかできたらうれしいです。 楽しかったです。ありがとうございました」(参加者)

今後もXリーグでは、誰もが安心してスポーツを楽しめる社会の実現を目指して、アメリカンフットボールを通じて、様々な機会を提供していきたいと思います。