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元高校球児だったPLEIADES福岡の新人QB半田、今後の成長に期待
2024年11月07日(木) 14:30
PLEIADES福岡SUNSは、第5節のノジマ相模原戦で強豪相手に善戦したものの、惜しくも開幕5連敗を喫した。だが、試合内容からは次節の勝利が見えてくるような希望が感じられる。チームをけん引したのは、新人クオーターバック(QB)の半田敦也だ。
「前半はリズムが良くプレーを出せました」。半田の言葉通り、彼のタッチダウンパスで幸先よく先制し、その後も主導権を握る場面を見せた。しかし後半に入り、半田が負傷退場すると同時にチームの勢いも失速。試合後、彼は「個人としてもチームとしても、後半は失速した部分があったので、課題として改善したい」と語った。
スタッツはパス28回中15回成功、119ヤード、2タッチダウン、1インターセプトと平凡だが、試合内容には半田の奮闘が光っていた。中京大学進学後にアメフトを始めた半田だが、それ以前は野球一筋。ポジションはピッチャーもやったことがあるというが、基本的に外野手だった。
そんな野球少年だった半田が、なぜ高校野球からアメフトに転身したのか。高校の野球部副顧問が中京大学アメフト部のOBで、進学時にアメフト部入部を勧められたのがきっかけだという。中京大学では日本アメフト界を代表する名将・大橋誠氏の指導を受けた期間は短かったが、「パワフルさを学び、成長した」と半田は語る。
次節はレギュラーシーズン最終節。ひざの回復具合は不明だが、もし元気にフィールドに立てば、PLEIADES福岡の背番号18がどのようにチームを導くのかに注目だ。