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【X1 Area】名古屋が今季初勝利 J-STARSの追い上げをかわす

2024年11月03日(日) 16:20

【QBからハンドオフを受けてボールキャリーする名古屋サイクロンズRB吉川翔真(右)  ©X LEAGUE】

X1 Area第5節の第1試合は3日、愛知県の豊田市運動公園球技場でWESTディビジョンの試合が行われ、名古屋サイクロンズとTRIAXIS J-STARSが対戦した。名古屋にとっては今季3戦目、J-STARSには最終戦となる試合は、名古屋が前半のリードを守りきり、16‐10で勝って今季初白星をあげた。J-STARSは1勝3敗でX1 Area初挑戦のシーズンを終えた。

名古屋は第2クオーターにディフェンスバック(DB)森和大のインターセプトで、敵陣21ヤードからの攻撃権を得る。このチャンスをランニングバック(RB)境田貴琉の2ヤードタッチダウンにつなげて先制。トライフォーポイントのキックも決まって7‐0とリードを奪う。次のポゼッションでも敵陣43ヤードという好ポジションからのオフェンスでランを中心に組み立てて、RB吉川翔真のタッチダウンランに結び付けた(トライフォーポイントのキックは失敗)。

後半に入ってもJ-STARSのフィールドゴール失敗後にキッカー(K)兼DBの松久拓斗が41ヤードフィールドゴールで加点して16‐0とリードを広げた。

【TRIAXIS J-STARSのQB馬庭功平  ©X LEAGUE】

ここからJ-STARSの反撃が始まる。クオーターバック(QB)前田佳孝の46ヤードランで一気にゴール前10ヤードまで進むと、タッチダウンは奪えなかったがフィールドゴールで得点。第4クオーターには前田のランとQB馬庭功平のパスが効果的に決まるようになり、前田のタッチダウンランで6点差にまで迫った。しかし、反撃もここまで。J-STARSは第2節以来となる勝利はつかめなかった。逆に名古屋は第2節の雪辱を果たす形となった。

WESTディビジョンはアズワンブラックイーグルス(3勝)のディビジョン1位が確定している。今季は3チーム編成だったため、X2との入替戦は行わず、3チームすべてが来季もX1 Areaに残留する。