【X1 Super週間MVP】連勝のエレコム神戸からQBピンデル選手が連続受賞 ベストプレーはオービックDL池田選手のリターンTD
2024年11月01日(金) 18:00X1 Superは第5節を終了した時点でプレーオフ「ライスボウルトーナメント(RBT)」に出場する8チームが決まりました。RBTでの対戦カードは第6節が終了して総合順位が決定するまで未定ですが、今季好調のノジマ相模原ライズやSEKISUIチャレンジャーズらが名を連ねました。10月まで粘った夏ような日差しもようやく去り、Xリーグの秋季リーグ戦も佳境を迎えます。
第5節の週間MVPは3つのタッチダウンパスを成功させたエレコム神戸ファイニーズのクオーターバック(QB)デイビッド・ピンデル選手が選ばれました。前節に続いての受賞です。また、ディフェンスではIBM BIG BLUEとの激戦の末に引き分けて今季初の勝ち点を獲得した富士フイルム海老名Minerva AFCからディフェンスライン(DL)ソロモン・ブラウン選手が初受賞です。スペシャルチームは4つのフィールドゴールを成功させた佐伯眞太郎選手(パナソニック インパルス)、そして、Play of the WeekはオービックシーガルズのDL池田健人選手が記録した97ヤードのファンブルリターンタッチダウンに決まりました。
<Offensive Player of the Week>
QBデイビッド・ピンデル (エレコム神戸ファイニーズ)
パスだけでなくランでも活躍をするピンデル選手ですが、第5節のオール三菱ライオンズ戦は空中戦に特化したパフォーマンスを見せました。パスは13回の試投で失敗は1回のみ、獲得距離は238ヤードで、44、23、9ヤードの3本のタッチダウンパスを成功させました。パスの効率を示すパサーレイティングは満点の158.3を記録。RBT進出を決めるとともに、絶好の時期に自身のピークを整えてきた印象です。最終節に勝って3連勝でシーズンを終えれば、エレコム神戸はRBTで最も勢いのあるチームのひとつとなるでしょう。
<Defensive Player of the Week>
DLソロモン・ブラウン(富士フイルム海老名Minerva AFC)
節ごとにリーグが発表している個人成績の部門別ランキングで常にタックルの上位に名前を連ねているブラウン選手ですが、週間MVPを受賞するのは初めてです。引き分けに終わったIBM戦では強力なパスラッシュで、QB政本悠紀選手にプレッシャーをかけ、ランディフェンスでは安定したタックルで勝ち点1獲得に貢献しました。パスラッシュの際のハンドテクニックにもたけ、ぜひとも生で活躍を見るべき選手の一人です。
<Special Teams Player of the Week>
K/P 佐伯眞太郎(パナソニック インパルス)
今季台風の目として警戒される東京ガスクリエイターズと第5節で対戦したパナソニック。ディフェンスがQBジェロッド・エバンス選手をうまく抑える一方で、オフェンスはなかなかエンドゾーンに到達できない試合展開が続きました。そんななかで着実にフィールドゴールによる点を重ねていったのが佐伯眞太郎選手でした。キックの精度には定評のある佐伯選手は、5回のフィールドゴール機会で4回の成功、最長は46ヤードのキックを沈めました。
<Play of the Week>
DL池田健人の97ヤードファンブルリターンタッチダウン(オービックシーガルズ)
池田選手のこのプレーが飛び出したのは第1クオーターの序盤でした。OrientalBioシルバースターを相手に45‐7と快勝した試合の先制タッチダウンとなりました。このプレーの直前にオービックは自陣深くでファンブルロストしており、OrientalBioがモメンタムを手に入れようとしていた場面だっただけに、チームのピンチを救い、逆に勢いをもたらす意味のあるプレーとなりました。ただ、本人も認めているように97ヤードという距離はかなりきつかったようで、最後はややスタミナ切れの様子も。試合後にヒーローインタビューを受けている間にファンから「もっと走り込め!」と声をかけられていましたが、103キロの巨体をゆすっての97ヤードリターンタッチダウンは文句なしの今節のベストプレーでした。
関連リンク
<ゲームリポート>
・エレコム神戸のオフェンスが爆発し、オール三菱を圧倒
・富士フイルム海老名が今季初の勝ち点 IBMと引き分け
・パナソニックが東京ガスを退け5連勝達成!開幕から無敗キープ
・オービックがOrientalBioに快勝しRBT進出確定
<動画>(XリーグTV on アメフトライブ by rtvへの登録が必要です)
・エレコム神戸ファイニーズ vs. オール三菱ライオンズ
・富士フイルム海老名 Minerva AFC vs. IBM BIG BLUE
・東京ガスクリエイターズ vs. パナソニックインパルス
・オービックシーガルズ vs. OrientalBioシルバースター