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オービックWR小梶が移籍後2試合目で存在感 次戦の目標は「100ヤード超え&TD」

2024年11月19日(火) 19:00

【ディフェンダーを振り切って走るオービックシーガルズWR小梶恭平(右)  ©X LEAGUE】

オービックシーガルズのワイドレシーバー(WR)小梶恭平が、最終節のエレコム神戸ファイニーズ戦でチームを牽引し、ゲームMVPの座に輝いた。

富士通フロンティアーズから移籍し、まだ2試合目ながらも、彼の存在感はチームにとって確かな力になっている。この試合ではパス捕球6回、78ヤード、1タッチダウンを記録。パス捕球回数はチーム最多で、試合を通してその確かな技術と勝負強さを見せた。

小梶自身は「もっとできたなって思いが多い」と謙虚に語り、試合に対する向上心が伺える。ランアフターキャッチにも課題を感じており、実戦から離れていた影響も自覚しながら、さらなるパフォーマンスの向上に取り組む姿勢が印象的だ。

【MVPのパネルを掲げる小梶 ©X LEAGUE】

彼にとって富士通時代はライスボウル決勝進出が当たり前の環境だったが、オービックという新たな舞台でも「最終ゴールは変わらない」と語り、頂点を見据えてチームにフィットするための努力を惜しまない。クォーターバック(QB)タイラー・クルカとのコンビネーションも徐々に深まりつつあり、「タイミングを詰めてホットラインを作っていきたい」と、今後の成長に期待が高まる。

ライスボウルトーナメント(RBT)初戦の相手は強敵・ノジマ相模原ライズ。「すごく強い相手」と率直な印象を語りながらも、彼の視線はさらなる活躍に向けられている。個人目標には「100ヤード越えのレシーブとタッチダウン」を掲げ、力強い意気込みを見せた小梶。常勝軍団で鍛え上げられた頼れる男が、新天地で新たな伝説を築こうとしている。