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【RBTセミファイナル】富士通がSEKISUIを圧倒してライスボウルへ  4年連続でパナソニックと対戦

2024年12月15日(日) 22:32

【ディフェンダーを振り切って走る富士通フロンティアーズWR木村和喜  ©X LEAGUE】

X1 Superは15日、ライスボウルトーナメント(RBT)準決勝の富士通フロンティアーズ対SEKISUIチャレンジャーズをUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで実施。富士通は、終始試合を優位に進め52対21で勝利した。勝った富士通は、来年1月3日に東京ドームで行われるアメリカンフットボール日本選手権第78回ライスボウル by GA technologiesでパナソニック インパルスと日本一をかけて戦う。

前半レシーブスタートだったSEKISUIのファーストドライブはパントに終わり、続く富士通のドライブもパントだったが、エンドゾーン手前でボールが地面に着地し、跳ねたボールがSEKISUIの選手にヒット。これを糸川創平がエンドゾーン内でリカバーしてタッチダウンとなった。

ラッキーな形で先制した富士通は、続く攻撃シリーズではクオーターバック(QB)高木翼からのパスを右サイドライン際でキャッチしたワイドレシーバー(WR)木村和喜がワンフェイク入れてからディフェンスを抜き去る見事なランアフターキャッチでゴール前4ヤードまで前進。すると、QB高木がランニングバック(RB)トラショーン・ニクソンへタッチダウンパスを通してリードを14点に広げた。

さらにフィールドゴールで加点した富士通は、続くドライブでも、RBニクソンがゴール前7ヤードから中央を突き進む力強いランでエンドゾーンにボールを運び追加点を挙げた。

【自らボールキャリーするSEKISUIチャレンジャーズQBギャレット・サフロン  ©X LEAGUE】

24点のビハインドを負ったSEKISUIだったがようやく反撃に転じる。QBギャレット・サフロンからのロングパスをWR亀山暉が富士通ディフェンスと競り合いながらも執念を見せて好捕。一気に敵陣22ヤードまで攻め込むと、フォースダウンギャンブルも敢行する闘志をむき出しにして、最後はQBサフロンとWBブギー・ナイトのホットラインでタッチダウンを成功させた。

7点を返された富士通だったが、それでも慌てない。QB高木からWR木村へ10ヤードタッチダウンパスを通して再び24点差にして前半を折り返した。

後半に入っても攻撃の手を緩めない富士通は、最初のドライブでRBニクソンが相手守備のタックルにも倒れないパワフルなセカンドエフォートで44ヤードを走破するタッチダウンラン。なおも後半途中からフィールドに立ったQB鎌田陽人からWR松井理己への18ヤードタッチダウンパスで突き放した。

その後も富士通はディフェンスバック(DB)林奎佑のインターセプトで得た好機をRB三宅昂輝の3ヤードタッチダウンランにつなげ、SEKISUIの反撃を最終クオーターの2タッチダウンに抑えて逃げ切った。4年連続でライスボウルに駒を進めた富士通は、4年連続でパナソニックとの頂上決戦に挑む。