【X1 Super 週間MVP】殊勲のノジマ相模原が2部門制覇 波乱の第2節を象徴する選出に
2025年09月19日(金) 18:00ノジマ相模原ライズが秋のリーグ戦では初めてとなる富士通フロンティーズからの勝利を奪い、昇格2年目の富士フイルム海老名Minerva AFCが古豪OrientalBioシルバースターを破ってX1 Superでの初勝利をあげるなど、歴史が動いた第2節。Xリーグの解説員が選ぶ週間MVPもこうした殊勲のチームからの選出が多い結果となりました。Play of the Weekには、ノジマ相模原の決勝点となった、QBカート・パランデック選手からWRテイ・カニンガム選手への6ヤードタッチダウンパスが選ばれました。QBパランデック選手はオフェンス部門と合わせて「2冠」の達成です。
<Offensive Player of the Week>
QBカート・パランデック(ノジマ相模原ライズ)
開幕節のゲームMVPにも選ばれたQBパランデック選手はその好調ぶりを第2節でも発揮しました。強豪富士通のディフェンスを相手にパスでは240ヤードを稼いで3つのタッチダウンパス成功。さらに地上戦でも9回のボールキャリーで108ヤード、1タッチダウンランをマークしました。数字には表れませんが、第4クオーターの逆転タッチダウンドライブでの司令塔として見せた冷静かつ適切なプレーメークは長くXリーグで活躍しているパランデック選手の実力と経験がなせる業でした。
<Defensive Player of the Week>
DBジェイソン・スミス選手(オービックシーガルズ)
開幕戦でIBM BIG BLUEを破って波に乗る東京ガスクリエイターズを攻守にわたる好パフォーマンスでねじ伏せたオービックシーガルズ。5タッチダウンをあげたオフェンスもさることながら、東京ガスのオフェンスを完封した(東京ガスのタッチダウンはディフェンスのインターセプトリターンによるもの)ディフェンスの貢献も光りました。そのなかでDBジェイソン・スミス選手は2つのインターセプトと1パスディフェンス(パスカット)で東京ガスのパスオフェンスの前に立ちはだかりました。スミス選手の1本目のインターセプトはRB島田隼輔選手の2本目のタッチダウンランに結び付き、前半だけで24‐0と大きなリードをオービックに与えるきっかけとなりました。
<Special Teams Player of the Week>
K 大野郁哉(富士フイルム海老名Minerva AFC)
X1 Super挑戦で8試合目にして初勝利(入替戦を除く)をあげた富士フイルム海老名Minerva AFC。その1勝は地元海老名のファンの目の前でといううれしいものでした。その試合でひとりで17得点をたたき出したのが大野郁哉選手です。サッカー選手から転向してまだ3年目の大野選手。持ち前のキック力に精度が加わり、今ではチームの頼れるポイントゲッターとなっています。
<Play of the Week>
QBカート・パランデックからWRテイ・カニンガムへの6ヤード逆転タッチダウンパス(ノジマ相模原ライズ)
富士通が28対23とリードして迎えた第4クオーターの残り53秒。ゴール前6ヤードでサードダウンの攻撃となったノジマ相模原は、スナップの後にQBパランデック選手がRB川村龍ノ介選手にハンドオフフェイクを入れた後、エンドゾーン左奥に走るWRカニンガム選手に向けてパスを投げます。振り返って後ろ向きになった形のカニンガム選手はディフェンダーの肩越しに飛んでくるパスを危なげなくキャッチ。その瞬間にこの試合で初めてノジマ相模原がリードを奪いました。続く2点コンバージョンは失敗しましたが、ディフェンスが富士通の最後の攻撃をしのぎ切って大きな白星をあげました。
関連リンク
<ゲームリポート>
・ノジマ相模原ライズが歴史的勝利! 激闘を制し富士通フロンティアーズに秋季リーグ戦初勝利
・オービックシーガルズが地元で東京ガスクリエイターズを一蹴 ルーキーRBコンビとQBホーリーの新戦力が勝利を牽引
・富士フイルム海老名Minerva AFCがX1 Super昇格後初勝利! K大野郁哉がFG5本成功の大活躍
<動画>(XリーグTV on アメフトライブ by rtvへの登録が必要です)
・富士通フロンティアーズ対ノジマ相模原ライズ
・オービックシーガルズ対東京ガスクリエイターズ
・富士フイルム海老名Minerva AFC対OrientalBioシルバースター