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【X1 Super週間MVP】全勝対決、セミファイナル枠争いの中から好パフォーマンスが誕生 4FGのK/P佐伯選手、パス守備名手のDB織田選手らが週間MVPに

2021年11月19日(金) 18:01

パナソニック インパルスと富士通フロンティアーズの全勝対決があり、セミファイナル出場の最後の一枠を懸けた戦いが繰り広げられた第6節(11月13-14日、富士通スタジアム川崎)はトップリーグの名にふさわしい好勝負とレベルの高いパフォーマンスが展開しました。やはりこうした試合から週間MVPに値する活躍やプレーが生まれるのは必然なのでしょうか。X1 Superの解説員の投票による週間MVPもこうした試合からの選出となりました。

オフェンス部門の受賞はパナソニックのQBアンソニー・ローレンス選手が初受賞し、ディフェンスでは1インターセプト、3パスディフェンスでパス守備に強いところを見せたノジマ相模原ライズのDB織田裕樹選手、スペシャルチームではキッカー(K)とパンター(P)の兼任でパナソニックの勝利に大きく貢献した佐伯眞太郎選手が選ばれました。そして、Play of the WeekにはIBM BIG BLUEに逆転勝利をもたらしたQB政本悠紀選手の6ヤードタッチダウンランが最多票を獲得しました。

<Offensive Player of the Week>
QB アンソニー・ローレンス(パナソニック インパルス)
パナソニックと富士通との全勝対決はお互いのディフェンスが本領を発揮する試合となりました。富士通がタッチダウンで先制しましたが、第2クオーターにローレンス選手からワイドレシーバー(WR)木戸崇斗選手への14ヤードタッチダウンパスで同点に追いつきます。また、ローレンス選手は第3クオーターにはWRブレナン翼選手へ10ヤードのタッチダウンパスを投げ、点差を23-7としました。少ない得点チャンスを着実に活かすクオーターバッキングで37試投中28回のパス成功、219ヤード獲得、2タッチダウンパス成功の成績でした。

<Defensive Player of the Week>
DB 織田裕樹(ノジマ相模原ライズ)
織田選手はIBM戦で4回のタックルに加え、1インターセプト、3パスディフェンスの好パフォーマンスを披露しました。まさにボールに対する嗅覚の鋭い「ボールホーカー(Ball Hawker)」と呼ぶにふさわしい活躍でした。

パスオフェンスの強いIBMに対して空中戦に強いところをいかんなく発揮し、ノジマ相模原が試合に敗れたにもかかわらずX1 Superの解説員からの高い評価を集めて週間MVPに選ばれました。

<Special Teams Player of the Week>
K/P 佐伯眞太郎(パナソニック インパルス)
パナソニックと富士通のディフェンスバトルで光ったのは佐伯選手のフィールドゴールでした。両チームともエンドゾーンが遠く感じられるなかで、佐伯選手は5回のフィールドゴール機会で最長距離45ヤードを含む4回の成功。貴重な15得点をあげました。第2クオーターのQBローレンス選手のタッチダウンパスから第4クオーターの佐伯選手のこの試合4本目のフィールドゴール成功までパナソニックは実に6連続得点で26点を稼ぎました。この中盤の畳みかけが試合を決定づけたと言っても過言ではありません。

佐伯選手はまたエキストラポイントのキックも2本成功。パントでも3回で計134ネットヤード(キックの飛距離からリターンされた距離をひいた値)、最長69ヤード、インサイド20へのパント1回という好成績を残しました。この総合的な貢献で、投票したX1 Super解説員の全員から票を獲得しての受賞です。

<Play of the Week>
IBMのQB政本悠紀の残り18秒での6ヤードタッチダウンラン
IBMとノジマ相模原のセミファイナル出場枠を懸けた戦いはリードが5回も変わる目まぐるしい攻防が続きました。前半を終わってノジマに3-17とリードされたIBMはQB政本選手のタッチダウンランとタッチダウンパスなどで追い上げ、第3クオーター終盤には19-17と逆転に成功しました。しかし、その後はノジマ相模原のK佐藤太希選手のフィールドゴール、IBMランニングバック(RB)遠藤修選手のタッチダウン、ノジマ相模原QBカート・パランデック選手のタッチダウンパスで、逆転に次ぐ逆転という好ゲームになりました。

試合を決めたのはIBMが敵陣6ヤードまで攻め込んだあとの政本選手のランでした。試合時間残り23秒にタイムアウトで時間を止めたIBMはセカンドダウン1ヤードの場面に臨みます。ベンチから指示されたプレーコールは政本選手のQBラン。ショットガン隊形から政本選手は、先導するRB佐藤航生選手の後を追うようにスクリメージラインを突っ切ってそのままエンドゾーンへ。ここぞという場面に好パサーで知られる政本選手が脚力で手繰り寄せた値千金のタッチダウンでした。

関連リンク

<ゲームリポート>
パナソニック、富士通との全勝対決制してリーグ戦1位通過が確定!
https://xleague.jp/news/24557
IBMが二転三転の目まぐるしい展開制してセミファイナル最後の1枠に望み
https://xleague.jp/news/24570

<ハイライト>(XリーグTV Powered By イレブンスポーツへの登録が必要です)
富士通 vs. パナソニック
https://xleague.jp/streaming/24593
IBM vs. ノジマ相模原
https://xleague.jp/streaming/24595