活躍が光るパナソニック新人RB立川玄明 大学時代に果たせなかった日本一をパナソニックで
2021年12月02日(木) 13:00「今年の新人は過去最高レベル」と、パナソニックインパルスの荒木延祥監督は最大級の評価を新人に与える。その中でも注目されるのがランニングバック(RB)立川玄明だ。
最終戦となったエレコム神戸ファイニーズ戦でも2タッチダウンを挙げ、チーム筆頭のラッシング距離80ヤード(5回のキャリー、アベレージ16ヤード)を稼ぎ出した。
立命館大学パンサーズ時代は、スーパーエースランナーとして1年生から活躍。関西学生リーグ1部でリーディングラッシャーを獲得している逸材だ。
「社会人は仕事と練習を両立していかなければならいから、どちらも疎かに出来ない。この点、チームの人たちは凄いと思う。学生時代に比べて練習量が少ないところを工夫されています。特に時間の使い方がうまい。先輩の方々を手本にしています。(パナソニックの)RB陣は誰が出ても遜色ない高いレベル。僕はまだ1本目ではないけれど、いつでも出られるように準備しています」と語る。
エレコム神戸戦の第3クオーターに左サイドを駆け上がり、約80ヤードを独走。タッチダウンと思われたが、審判からラインを踏んでいたと判定されタッチダウンは取り消された。
「あのプレーはきっちりとやらないといけなかった。自分では踏んでいないと思ったが…。こういった細かなミスをしたチームが負ける。今後はチャンスをきっちり生かしていけるようにしないといけない」と猛省する。
しかし、その後に2連続でタッチダウンを奪い、エレコム神戸を突き放すとともに、チームのリーグ7戦全勝に大きく貢献した。
「オフェンスライン(OL)が道を開けてくれる。オフェンスユニット全員で獲れたタッチダウンです。これからの試合も一緒。インパルスらしい試合、フットボールをやっていきます」
そしてこう続けた。
「今は試合に出るのに必死。1プレー、1プレー、目の前のことに集中することを心がけています。いずれはオフェンスを引っ張れる存在になりたい。それにはもっと試合に出してもらえるように力をつけないと」
学生時代は関西学院大学ファイターズの壁を越えることがなかなか出来ず学生日本一を手にしてはいない。社会人となり新天地で心機一転、社会人日本一に向けて疾走する。
●関連リンク
<見逃し配信>(XリーグTV Powered By イレブンスポーツへの登録が必要です)
パナソニック インパルス vs. エレコム神戸ファイニーズ
https://xleaguetv.elevensports.jp/video/6014
<ゲームリポート>
パナソニックが波状攻撃でエレコム神戸との関西対決を制す 視線は早くもセミファイナルへ
https://xleague.jp/news/25807