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【X1 Super週間MVP】2パントブロックのパナソニックDB 辻選手が2部門目の受賞 白熱の最終節で選ばれた最高のプレーはレギュラーシーズン最後のTDパスに決定

2021年12月03日(金) 18:00

ノジマ相模原ライズ、IBM BIG BLUE、そして東京ガスがセミファイナルの最終枠を争い、レギュラーシーズン最終戦で富士通フロンティアーズが前年王者オービックシーガルズを破ったX1 Super最終節 (11月27-28日、富士通スタジアム川崎、王子スタジアム)。その週間MVPがX1 Superの解説員の投票によって決定しました。

オフェンス部門の受賞はノジマ相模原のランニングバック(RB)吉田光輝選手でした。セミファイナル出場権を懸けて負けられないオール三菱ライオンズとの一戦でオフェンスをリードする力強いランを連発しました。ディフェンスは吉田選手のチームメートのラインバッカー(LB)星野慶一郎選手が2インターセプトの活躍で、満票を獲得。スペシャルチームの週間MVPには、1試合で2回のパントブロックを記録し、そのひとつを自らリカバーしてリターンタッチダウンに結びつけたパナソニックのディフェンスバック(DB)辻篤志選手が選出されました。辻選手は第5節のディフェンス週間MVPに次ぐ2度目、2部門目の受賞です。

そして、最終節のPlay of the Weekに選ばれたのはレギュラーシーズン最終戦で富士通の決勝点となったクオーターバック(QB)高木翼選手からワイドレシーバー(WR)松井理己選手への17ヤードタッチダウンでした。

<Offensive Player of the Week>
RB吉田光輝(ノジマ相模原ライズ)
最終節第1試合でノジマ相模原ライズはオール三菱ライオンズと対戦しました。負ければセミファイナル出場の望みがなくなるというプレッシャーのかかった試合にもかかわらずノジマ相模原はオフェンスが好調で、着実に得点を重ねて40‐3と大勝しました。そのオフェンスの地上戦をけん引したのが吉田選手でした。15回のボールキャリーで112ヤードを稼ぎ、2タッチダウンをあげました。残念ながら同日の第3試合でIBMが東京ガスに勝って自力でセミファイナル出場を決めたため、ノジマ相模原のポストシーズン進出はかないませんでしたが、有終の美を飾る勝利に大きな貢献をしました。

<Defensive Player of the Week>
LB星野慶一郎(ノジマ相模原ライズ)
対オール三菱戦で輝きを放ったのはノジマ相模原のオフェンスだけではありません。相手にエンドゾーンへの侵入を許さなかったディフェンスもまたチームに勝利を引き寄せた大きな要因でした。4人がインターセプトを記録したパスディフェンスで、星野選手は2回のインターセプトにより計47ヤードのリターンを記録。ターンオーバーで味方に攻撃権をもたらすとともにオフェンスがいいフィールドポジションからスタートできるようにお膳立てをしました。そのほか、星野選手は2タックル、2アシストタックルという成績。ノジマ相模原としては前節の織田裕樹選手に続き2週連続、第4節のリー・ハイタワー選手を含むと3人目のディフェンス週間MVP受賞でした。

<Special Teams Player of the Week>
DB 辻篤志(パナソニック インパルス)
35歳のベテランDB辻選手は日本代表にも選出された実力者。その辻選手がスペシャルチームでビッグプレーを生み出します。エレコム神戸ファイニーズとの最終戦で2回のパントブロックを記録し、そのどれもがタッチダウンにつながる活躍で存在感を示しました。

最初のパントブロックは第 1クオーターのエレコム神戸の2度目のポゼッションでした。エレコム神戸の自陣 30ヤードからのパントをブロックし、パナソニックにゴール前28ヤードからの攻撃権をもたらしました。直後にパナソニックはこれをQBアンソニー・ローレンスからWRレオンシャ・フィールズへの28ヤードタッチダウンパスにつなげて14‐0とリードを広げました。

2度目のパントブロックでは辻選手は、転がったボールをゴール前17ヤード付近で自ら拾い上げ、そのままエンドゾーンに駆け込みました。

辻選手は第5節に3つのパスディフェンスをマークする活躍でディフェンスの週間MVPに輝いており、2部門での受賞となりました。

<Play of the Week>
富士通のQB高木翼からWR松井理己への17ヤードタッチダウンパス
レギュラーシーズンの最終戦は昨年のジャパンエックスボウルと同じ対戦、富士通対オービックの好カードとなりました。セミファイナルでも実現するこの対戦はオービックが前半を10‐0で折り返す有利な展開でした。しかし、後半になって富士通がじわじわと追い上げ、第4クオーターの7分15秒にQB高木選手からWR松井選手への17ヤードタッチダウンパスが決まり、これが決勝点となりました。

高木選手は前半から松井選手をメインターゲットにし、長短織り交ぜたパスを投げました。強い風の影響もあり、なかなかパスが決まらない場面もありましたが、最終クオーターで最もいい形でホットラインが開通。この2チームのライバル関係の歴史に残る好プレーが誕生しました。

関連リンク

<ゲームリポート>
ノジマ相模原が5TDに5INT、攻守でオール三菱を圧倒してセミファイナルに望み
https://xleague.jp/news/25756
パナソニックが波状攻撃でエレコム神戸との関西対決を制す 視線は早くもセミファイナルへ
https://xleague.jp/news/25807
セミファイナルの前哨戦は富士通がオービックに1点差勝利
https://xleague.jp/news/25825

<ハイライト>(XリーグTV Powered By イレブンスポーツへの登録が必要です)
オール三菱ライオンズ vs. ノジマ相模原ライズ
https://xleaguetv.elevensports.jp/video/6115
パナソニック インパルス vs. エレコム神戸ファイニーズ
https://xleaguetv.elevensports.jp/video/6113
富士通フロンティアーズ vs. オービックシーガルズ
https://xleaguetv.elevensports.jp/video/6117