2022年のNFL IPPプログラム候補生13名が決定。日本人選手は含まれず
2022年01月14日(金) 17:00NFLは現地時間1月11日(日本時間12日)、2022年のIPP(International Player Pathway)プログラムの候補生13名を発表したが、残念ながら日本人選手は含まれなかった。
選ばれたのはイギリスやオーストリア、ナイジェリアなど9ヵ国の選手。国別ではナイジェリアとイギリスが3人ずつと多く、ポジションではオフェンスライン(OL)が5人、ディフェンスライン(DL)が3人、ディフェンスバック(DB)とタイトエンド(TE)が2人ずつ、ラインバッカー(LB)が1人で、クオーターバック(QB)やワイドレシーバー(WR)、ランニングバック(RB)は選ばれなかった。
NFLのIPPプログラムは北米以外の国から広く人材を求めようとするNFLの海外戦略のひとつで、2017年に始まった。昨年はオービックシーガルズのRB李卓選手が候補生となり、フロリダ州でトレーニングを積んだが最終メンバーには入らなかった。
昨年10月には北米以外の国籍の選手を対象としたコンバインがイギリスとメキシコで行われ、16か国から計56名が参加していた。日本からはIBM BIG BLUE所属のWR近江克仁選手が招待された。今回候補生となった13人はこのコンバインを経て選抜されたメンバーだ。
13人の候補生は2月からアメリカでトレーニングを受け、その間にNFLのスカウトの視察を受ける。スカウトの目に留まればNFLのチームとFA契約を結んだり、IPPプログラムを通じてチームのプラクティススクワッド入りしたりすることが可能だ。
トレーニング期間中に契約を得られなかった選手も、NFLの全8地区のなかからランダムに選ばれた1地区(4チーム)のトレーニングキャンプに派遣される可能性があり、そこでの活躍が認められればNFL選手となる道が開ける。
現在のNFLではニューイングランド・ペイトリオッツのフルバック(FB)ヤーコブ・ジョンソン(ドイツ)、バッファロー・ビルズの(ディフェンスエンドDE)エフェイ・オバーダ(イギリス)らIPPプログラムを通じてNFL入りした選手が4名いる。
IPPプログラム候補生13名
選手名 | ポジション | 身長(cm) | 体重(Kg) | 国籍 |
Leonel Misangumukini | DL | 190.5 | 117 | オーストリア |
Leandro Santos da Fonseca | OL | 195.6 | 122.5 | ブラジル |
Souleymane Karamoko | DB | 185.4 | 88.5 | フランス |
Marcel Dabo | DB | 182.9 | 94.4 | ドイツ |
Ralfs Rusins | DL | 198.1 | 147.4 | ラトビア |
Hector Zepeda Hernandez | OL | 193 | 129.3 | メキシコ |
Kehinde Hassan Oginni | TE | 190.5 | 97.5 | ナイジェリア |
Chigbo Roy Mbaeteka | OL | 200.7 | 140.1 | ナイジェリア |
Haggai Chisom Ndubuisi | OL | 198.1 | 135.2 | ナイジェリア |
Thomas Odukoya | TE | 198.1 | 117.9 | オランダ |
Adedayo Odeleye | DL | 190.5 | 123.4 | イギリス |
Ayo Oyelola | LB | 180.3 | 98.4 | イギリス |
Bamidele Olaseni | OL | 200.7 | 149.7 | イギリス |