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【X1 Area週間MVP】3TDの電通QBエリス選手、マルチな活躍の富士フイルムDL益本選手、キックオフリターンTDのサイクロンズRB丹下選手がそれぞれ初受賞

2022年10月07日(金) 19:45

X1 Areaは第3節を終わって全勝を守っているチームがPentaOceanパイレーツと電通キャタピラーズの2チームに絞られました。それを追うのが2勝1敗のアズワンブラックイーグルスです。大差で勝負がつく試合の多かった第3節からはその試合結果に結びつくパフォーマンスをした選手が週間MVPに輝きました。

オフェンスの週間MVPに選ばれた電通のクオーターバック(QB)アーロン・エリス選手はヨーロッパのプロフットボールリーグELFでプレー経験があり、今季から電通の正QBとなりました。柔らかいタッチのパスが特徴で、実は毎週MVP候補になっていました。3節目にして初受賞です。ディフェンスでは富士フイルムミネルヴァAFCのLB益本有人選手が選出されました。益本選手は警視庁イーグルス戦で1サックを含む3つのロスタックルに加え、インターセプトも1つ記録しており、まさにマルチな活躍をしました。

スペシャルチームとプレー・オブ・ザ・ウィークはともに名古屋サイクロンズのランニングバック(RB)丹下翔太選手の86ヤードのキックオフリターンタッチダウンが選ばれました。敗戦チームからの選出ですが、それだけインパクトの強いプレーだったといことです。

<Offensive Player of the Week>
QB アーロン・エリス(電通キャタピラーズ)
エリス選手は第3節の三菱商事Club TRIAXとの対戦で、17試投で13回のパス成功、 246ヤード、3タッチダウンパス成功という成績でした。開幕節から得意のパスを披露してきましたが、ここにきてワイドレシーバー(WR)河波正樹選手、小貫哲選手らとのコンビネーションが確立し、3タッチダウンという成績に結びつきました。タイミング重視のパスはQBとWRの呼吸が重要ですが、それが見事に整いつつあるのが今の電通パスオフェンスだと言えるでしょう。

この部門は3週連続で電通の選手が受賞しています。オフェンスの好調ぶりを表しています。

<Defensive Player of the Week>
LB 益本有人(富士フイルムミネルヴァAFC)

第3節の警視庁との対戦は見ごたえのある接戦となりました。こういった試合ではターンオーバーや相手の得意とする分野を抑え込むことが重要です。その意味では益本選手のパフォーマンスはまさに効果的なものでした。1サックを含む3つのロスタックルで、ロスさせた距離は計18ヤード。ランを主体にする警視庁にはなかなか挽回するのが難しい距離でした。さらに1インターセプトで相手の攻撃権を強引に奪う活躍。Xリーグの解説員もこの多彩な活躍を高く評価しました。

<Special Teams Player of the Week>
KR 丹下翔太(名古屋サイクロンズ)


丹下選手はPentaOceanパイレーツとの試合で1回しかキックオフリターンをしませんでしたが、それが86ヤードのリターンタッチダウンとなりました。しかも、試合開始早々のビッグプレー。この後サイクロンズは得点することができずに終わってしまいますが、それだけに貴重なタッチダウンとなりました。

<Play of the Week>
名古屋サイクロンズ丹下翔太の86ヤードキックオフリターンTD

丹下選手は試合開始のキックオフを自陣14ヤード地点でキャッチすると、藤田陸選手へのリバースフェイクを入れ、それにパイレーツのカバー陣が反応する隙にフィールドの左サイドを駆け抜けました。オープニングキックオフで仕掛けたサイクロンズの作戦と丹下選手のスピードが生んだビッグプレーです。

関連リンク

<ゲームリポート>
電通が開幕3連勝、QBエリスが2戦連続3タッチダウンパス
富士フイルム、警視庁とのロースコアゲーム制して2連勝
パイレーツが開幕3連勝 守備が機能して名古屋に快勝

<動画>(XリーグTV Powered By イレブンスポーツへの登録が必要です)
電通キャタピラーズ vs 三菱商事 Club TRIAX
警視庁イーグルス vs 富士フイルムミネルヴァAFC
名古屋サイクロンズ vs PentaOceanパイレーツ