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エレコム神戸主将の岡本、富士通とオービックとの再戦に向けて「必死のパッチでやっていきたい」

2022年11月10日(木) 11:00

エレコム神戸ファイニーズは、6日のレギュラーシーズン最終節で東京ガスクリエイターズとの接戦を制し、Division B3位でレギュラーシーズンを終了した。大幅に戦力が入替わってのシーズンだったが、時本昌樹ヘッドコーチ(HC)体制1年目でライスボウルトーナメント出場を果たした。

東京ガスに勝ち、この試合後のオービックシーガルズが負けたとしてもDivision B2位オービックとは得失点差が38点あり、順位が入れ替わる可能性が低い中での試合に挑まなければならなかったエレコム神戸。なかなかモチベーションを保つのが難しかったかもしれないが、時本HCは「集中力を切らさずにこだわりたいところにチャレンジし続けたというところは良かった」と戦い続けた選手に一定の評価を与えた。

今季から指揮官を務める時本HC(中段写真)は、就任初年度でプレーオフコンテンダーのチームを作り上げた。チーム作りで苦労することもあっただろうが、「私自身は何もしていなくて、コーチと選手、特に幹部陣がどのようチームを作りたいかというコミュニケーションを取って、チームビルディングに対して積極的に参加してくれたことが今のまとまったチームに変わってきていると思う」と、プレイヤーの能動的な精神がチームの一体感を生み出しという。

次はライスボウルトーナメント1回戦のIBM BIG BLUE戦。IBMと言えば、リーグ随一の爆発力あるオフェンスが武器のチームだ。それ故に、昨季ディフェンスコーディネーターを務めていた守備畑出身の指揮官は「相手のオフェンスに対して我々のディフェンスがどれだけ対抗するか。あとは、我々のオフェンスがどれだけ得点を重ねられるか。そこの勝負になると思います。この2週間でやるべきことをしっかりやって、勝ちたいと思います」と一歩も引くつもりはない。

IBM戦に勝利すれば、次は富士通フロンティアーズ対アサヒビールシルバースター戦の勝者が相手となる。主将のオフェンスライン(OL)岡本陸(下段写真中央)は、「日本一になるためにアメリカンフットボールをプレーしている。富士通とオービックとはもう一度やりたいと思っているので、そこに向けて必死のパッチでやっていきたいと思います」と、同ディビジョンの強豪との再戦を心待ちにしていた。

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