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【X1 Area週間MVP】第6節は富士フイルムと名古屋が独占 LB池田選手は「二冠」達成

2022年11月18日(金) 18:00

無敗を守った電通キャタピラーズとPentaOceanパイレーツが早くもX1 Superとの入替戦出場権を手にした第6節。意外なことに、第6節の週間MVPおよびPlay of the Weekはこの2チームの絡まない試合からの選出となりました。

富士フイルムミネルヴァAFCのクオーターバック(QB)鈴木貴史選手はスタッツの数値よりも試合全体を通して効率的なクオーターバッキングを披露してチームを勝利に導きました。これが評価されてのオフェンスの週間MVPです。

名古屋サイクロンズのラインバッカー(LB)池田直人選手はディフェンスとPlay of the Weekの「二冠」達成です。75ヤードのファンブルリターンタッチダウンが印象的だったばかりでなく、タックル、ファンブルフォース、パスディフェンスなど幅広い分野で活躍しました。

スペシャルチーム部門は本来はワイドレシーバー(WR)登録の安達絹心選手がキッカー(K)としての受賞です、。前節は2点コンバージョン成功の立役者としてWRでPlay of the Weekに選ばれており、異なる分野での2節連続MVP受賞となりました。

<Offensive Player of the Week>
QB 鈴木貴史(富士フイルムミネルヴァAFC)
鈴木選手は16回のパス試投で13回の成功、133ヤード、2タッチダウンパス、被インターセプト0という成績。スタッツとしては数字が突出しているわけではありませんが、前半のポゼッションをすべて得点ドライブに結びつけるなど、オフェンスの「マエストロ(指揮者)」ぶりを十分に発揮しました。スタッツでは測れないQBとしての能力が評価された形です。

<Defensive Player of the Week>
LB 池田直人(名古屋サイクロンズ)
池田選手がアズワンブラックイーグルス戦で残した記録は6.5タックル、ロスタックル1、パスディフェンス1回、そしてファンブルフォースとファンブルリカバー(リターンタッチダウン)といった広範囲にわたります。強く降る雨の影響で両チームにファンブルなどのミスが多く出たこの試合でしたが、LBとしてランとパスの両方で活躍した池田選手の存在が光りました。



<Special Teams Player of the Week>

WR/K 安達絹心(富士フイルムミネルヴァAFC)
この試合での安達選手はミスのない完璧な出来でした。フィールドゴールは3回のトライですべて成功。最長は48ヤードのキック成功でした。タッチダウン後のトライフォーポイントも3回蹴ってパーフェクト。一人で12点をたたき出しました。

<Play of the Week>
LB池田直人の75ヤードファンブルリターンTD
激しく降る雨の影響か、この試合で発生したファンブルは4つあり、3つがターンオーバーに繋がりました。そのうちのひとつが第3クオーターに飛び出した池田選手の75ヤードファンブルリターンタッチダウンでした。両チームとも思うようにオフェンスをドライブできないなかで、一瞬の相手のミスを得点につなげ、貴重な追加点をあげました。この試合を落とせばX2との入替戦出場が決定していただけに希望をつなぐタッチダウンプレーでした。

名古屋は最終節の富士フイルム戦に勝てば、他の試合結果いかんでは総合順位5位となって入替戦回避が可能です。

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<ゲームリポート>
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<動画>(XリーグTV Powered By イレブンスポーツへの登録が必要です)
富士フイルムミネルヴァAFC vs 品川CC ブルザイズ
アズワンブラックイーグルス vs 名古屋サイクロンズ