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【X1 Area週間MVP】最終節は初勝利の三菱商事からWR馬渡健裕選手が初受賞 Play of the Weekは富士フイルムの劇的な逆転TDパス

2022年12月02日(金) 18:00

X1 Areaは第7節をもって8チームの総当たりという初めてのリーグ戦を終了いたしました。その結果1位には電通キャタピラーズ、2位にはPentaOceanパイレーツがきまり、それぞれX1 Superとの入替戦に出場します。また、開幕から6連敗中だった三菱商事Club TRIAXは嬉しいX1での初勝利。週間MVPではオフェンス部門でワイドレシーバー(WR)馬渡健裕選手が受賞しました。三菱商事からの週間MVP受賞は馬渡選手が初めてです。

<Offensive Player of the Week>
WR 馬渡健裕(三菱商事Club TRIAX)
本来の背番号14ではなく、24をつけて試合に出場した馬渡選手は12回のパスキャッチで146ヤード、1タッチダウンパスキャッチの活躍で、三菱商事の今季初勝利に大きな役割を果たしました。1試合で多くのレシーバーが出場するXリーグの試合では一人で二けたのパスキャッチを記録するのは稀です。それだけこの日の馬渡選手はクオーターバック(QB)山際陽介選手と 松下嶺選手にとって頼れる存在だったことが分かります。この試合でのタッチダウンパスキャッチが今季初だった馬渡選手はシーズン合計334ヤードの獲得で、X1 Areaで4位の成績でした。

<Defensive Player of the Week>
LB 池田直人(名古屋サイクロンズ)
XリーグTVで名古屋サイクロンズの試合を中継する際に池田選手の名前が出ない日はまずないと言っていいでしょう。それほど池田選手のパフォーマンスは目を引くものがあります。愛知県岡崎市で開催された富士フイルムミネルヴァAFC戦では惜しくも敗れたものの、池田選手は12.5ものタックルを記録し、その存在感を示しました。池田選手は2週連続のディフェンスの週間MVP選出です。



<Special Teams Player of the Week>

P 赤津裕之(PentaOceanパイレーツ)
パイレーツは警視庁イーグルスとの最終戦で、いつになくオフェンスが苦しみ、ドライブが続きませんでした。必然的にパンター(P)である赤津選手の出番は多くなるのですが、この試合での赤津選手は5回のパントで合計のネットヤードは178(平均41ヤード)、最長は52ヤードのキックでした。脚力で距離を伸ばすだけでなく、敵陣20ヤード内でボールをデッドさせる「インサイド20」のキックも1回あり、効果的なパントでフィールドポジション争いに貢献しました。試合は敗れたものの、赤津選手の安定したパントが認められての週間MVP選出です。

<Play of the Week>
富士フイルムQB鈴木貴史からWR安達絹心への逆転タッチダウンパス
名古屋と富士フイルムの試合は第4クオーター終盤に試合が大きく動く大熱戦となりました。会場となったマルヤス岡崎龍北スタジアムに集まった地元ファンの声援に後押しされて、名古屋は試合時間残り48秒でクオーターバック(QB)神谷壮哉選手からWR平出敬太郎選手への5ヤードタッチダウンパスを成功させて、21-17とリードを奪いました。しかし、その直後の富士フイルムの攻撃で、QB鈴木選手がパスを連続して成功させて敵陣まで進むと、最後は左サイドライン際を縦に走るロングパスをWR安達絹心選手にヒットさせました。安達選手はタックルを外しながらエンドゾーンに飛び込んで逆転の32ヤードタッチダウン。この時点で試合時間は残りわずか10秒。終了間際の劇的な逆転だっただけでなく、タイミングとコントロールが見事に合致した素晴らしいパスが今季の最後を飾るPlay of the Weekに選ばれました。

関連リンク

<ゲームリポート>
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警視庁が徹底したラン攻撃でパイレーツを撃破 パイレーツは今季初黒星

<動画>(XリーグTV Powered By イレブンスポーツへの登録が必要です)
品川CC ブルザイズ vs 三菱商事 Club TRIAX
名古屋サイクロンズ vs 富士フイルムミネルヴァAFC
警視庁イーグルス vs PentaOceanパイレーツ