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【パールボウルトーナメント】攻守がっちりのオービックが決勝進出

2023年05月27日(土) 17:50

X1 Superは27日、オービックシーガルズとIBM BIG BLUE によるパールボウルトーナメント準決勝が富士通スタジアム川崎で実施された。時折強めの風が吹くも快晴のコンディション下での一戦は、オービックが序盤から攻守でIBMを圧倒して38対14で快勝した。勝ったオービックは、4連覇をかけて富士通フロンティアーズとノジマ相模原ライズの勝者と6月18日に対戦する。

2017年から3年連続決勝で激突した両チームが、4年ぶりの開催となった今年はセミファイナルで対戦。先制したのは、大会3連覇中のオービックだった。IBMのファーストドライブをパントに抑え込んだオービックは、自陣5ヤードから攻撃を開始。エンドゾーンを背負う厳しい状況から、クオーターバック(QB)小林優之のテンポ良いショートパス、李卓と西村七斗のランニングバック(RB)陣によるグラウンドアタックを絶妙に絡めて敵陣深くまで侵攻。すると最後は、ゴール前5ヤードでRB西村が中央を突いて幸先良く得点を刻んだ。

さらにオービックは、続くドライブではパントを強いられたが相手の反則にも助けられ敵陣までボールを進める。とどめはQB小林が左サイドでフリーとなったワイドレシーバー(WR)山中隆哉へ11ヤードのタッチダウンパスをヒット。司令塔のパスを軸にオフェンスを展開したオービックが、第2クオーター序盤で14点のリードを奪った。

オフェンスの勢いが止まらないオービックは、QB小林が相手守備のラッシュにも焦らずに落ち着いたクオーターバッキングでオフェンスを指揮。自らのパスに加え、RB李にボールを持たせIBMディフェンスに的を絞らせない。ゴール前12ヤード地点では、QB小林が右サイドへ走りこんだRB李へ短いパス。スピードに乗った状態で捕球した背番号29は、相手タックルをものともせず執念のダイブでエンドゾーン内に飛び込んだ。

前半終了間際にエンドゾーン近くまで攻め込まれたオービックだったが、このピンチに今季にQBからディフェンスバック(DB)へコンバートしたジェイソン・スミスがインターセプト。攻守の歯車ががっちりかみ合ったチームは、21点リードで前半を折り返した。

後半開始早々にはオービックにビッグプレーが飛び出した。キックオフリターナーに位置した李が自陣エンドゾーン付近から快足を飛ばして相手守備を置き去りにし、独走の99ヤードリターンタッチダウンを決めた。

その後3点を追加したオービックは、最終クオーターに2つのタッチダウンを許して2戦連続の完封を逃すも、QB小林がこの日3つ目のタッチダウンパスをWR佐久間優毅に通して追撃を振り払い逃げ切りに成功した。

オービックは終わってみれば、QB小林がパス27回24回成功、3タッチダウンパスと非の打ち所がないパフォーマンス。守っても、坊農賢吾が2つのインターセプトを決めるなど計3インターセプトでIBMの攻撃を分断した。

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